〈ルームメイト〉今邑彩

最近、新聞とか雑誌なんかを読んでいると、頻繁にこの本が取り上げられていて、ちょっと頭に引っかかっていたので、図書館で検索してみたら、かなり前の出版なのに予約がずらりと並んでいた。
やはり話題になっているんだ、と実感したんだけれど、何気に並んでいると並びたくなるもので(笑)、しばらく並んで待ってみました。

大学通うことになり、上京してきた萩尾春海は不動産屋で下宿を探す日々。
そんなとき、同じ状況で下宿先を探している、京都から来たという西村麗子に会い、意気投合した春海は彼女と部屋をシュアして暮らすことになった。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活だったが、一ヶ月経たずにルームメイトが豹変する。
化粧が濃くなり、食べ物の好みも変わって、しかもどうやらスナックでアルバイトをしているらしい。
けれどもあるときを境に、ルームメイトが失踪してしまう。。。

なるほど、たしかにこれは面白いです。
一緒に暮らしていたはずなのに、実は何も知らなかった、ルームメイトを捜すために、いろいろと調べるんですが、調べていくうちに、次から次へとおののきの真相がわかって、そして犯人だと思っていた人も次から次へとそうでないとわかり、意外な方向へ行くさまは、まさかこの人が同類で、犯人だったとは!といった感じで、なかなか読み応えがあります。
ただ、ラスト、これでもかこれでもかが過ぎてしまったのか、どうも腑に落ちないラストになってしまったような気も。。。
なんであの人が出てくるの?といった感じで、死んだ人なら、ちょっとはわかるのだけれど。。。
ここのところは、これでもかこれでもかといった読者サービスしすぎて、著者も訳がわからなくなったかな、なんて思いました(笑)

講談社 1997年8月発行 ★★★☆


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Secre

No title

確かに、説明聞いているだけでも面白いですねこれ~^^
ルームメイトの話題からどんどん色々広がってくんですね、これ。
しかし読者サービスもいいですがこんがらがるのはアレですな(苦笑)
腑に落ちないラストになっちゃうとちょっと切ないですよね…orz

No title

ちょっとそそられる話でしょう。。。でも、面白さを追求していくのはいいですけれど、ラストが腑に落ちないと、おいおいてな具合になりますよね。これもちょっと勿体無い感じのラストでした。

No title

知らない人を無闇と信用すると、こんなことに・・・・・?

居なくなったルームメイトを早く探さないと部屋代全部払うことになるし、そりゃ頑張って探さないと困るんでしょうね。

No title

そうそう全部払うことになるけれど、敷金礼金はルームメイトが払っているので、1ヵ月分は自腹で払って、そのあと解約して。。。というノリですね。あっと、これでルームメイトの運命がわかってしまったかも。。。(汗)

No title

うちの図書館でも大人気でしたよ。10年以上前の本が何で今頃なんでしょう?
私も真っ先に家賃の心配しましたよ(笑)

No title

ルームメイトの失踪ってなかなかいいアイデアですね。
文庫化されたのが2006年、確かに大人気なのが不思議ですね。ドラマ化か映画化されたのでしょうか?

No title

これは、読んでみたい一品ですね。腑に落ちないラストをどうすれば納得できるのか、考えてみたくなりそうです。

No title

びぎRさん。たぶん私同様、新聞雑誌の影響でしょうね。今の若者はネットしかみないとかいっても、新聞雑誌って、かなり影響がありますね。

No title

めにいさん。かなり昔の話なんですけれどなかなか新鮮でした。それが受けて、しかも新聞雑誌の露出が多かったということで、読まれているんだと思います。

No title

タバさん。この話は、特殊な能力の人間の話なんですけれど、その特殊な能力が、ラストで無理っぽい感じになるので、ちょっと腑に落ちませんでした。もっと違うラストならよかったのにと思いました。

No title

こんばんわ♪これ、ちょっと読んでみたくなりました^^
ルームメートのことわかっているつもりでも、知らないことばかり。興味ありますね。でも、人って知ってるつもりでも知らないことのほうが多いですよね。

No title

お!蛇神シリーズの今邑彩さんだ。私はこの方の蛇神シリーズのようなお話が好きなので、この本も読んでみようと思います

No title

Puffさん。なかなか面白かったですんで、お薦めです。
ルームメイトの謎が徐々に解けていって、その正体に驚きです。
このころ、流行ったアレを上手く取り入れたといった感じですね。

No title

タヌキさん。蛇神シリーズって読んだことがないんですけれど、蛇神という言葉はなにげに気になりますね。この本も普通のミステリーではないけれど、なかなか納得の行くできです。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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