〈バイバイ・ブラックバード〉伊坂幸太郎

太宰治の未完の絶筆である「グッド・バイ」から創造を膨らませて創った物語ということで、太宰の「グッド・バイ」読んでいないんですけれど(汗)、とりあえず読んでみることになりました。
この小説は当初は50人だけに書かれた「ゆうびん小説」だったらしいですけれど、ラストの章を書き下ろして、ひとつの小説にしたみたいです。

星野一彦は借金が返せなくなって、その手の者の手先である繭美に監視され、あとはどこに行くのかわからない〈あのバス〉に乗るだけの身。
そのまえに付き合っていた女性五人に別れを告げたいと繭美に頼み込み、ひとりずつ訪ねることになるのだが。。。

ちょっと青空文庫で「グッド・バイ」をチラ読みしてみたら、ひとりの妻子もちの、女好きの男性がここらで年貢の納め時と思って、付き合っていた女性たちと上手に別れるといった話だった。
伊坂幸太郎のこの本も、最初は、ただそれだけの話だと思って、またツマンナイ話を書いてるな~とか思っていたら、だんだん章を追うごとに面白くなって。。。(笑)
なによりも、身長180の体重180?の巨体の怪獣女の繭美の存在が面白い。
しかも女たちと別れるのに、この繭美と結婚するためという口実がなんともいいし。。。
そして、一彦がどこに行くのかわからない〈あのバス〉の存在。
銀河鉄道999の、機械の体になるために乗るというパロディには爆笑。
そーいえば、銀河鉄道999のラストではメーテルは機械の体だったような。。。??
なんかそういったことを思い出してしまったりと、やけに懐かしかったりした。
ラスト、繭美が乗ったバイクのエンジンは十回以内にかかったのか。。。?
かかったほうに、賭けたいですね~

最近どうもパッとした作品がない感じたけれど、なぜか新作が出ると、ついつい図書館予約を抑えてしまいます。
やはり何かしら、やらかしてくれるという期待があるんでしょうが、それとは裏腹に著者はどんどんミステリーから遠ざかっていく感じです。
ちょっとした感性とかはなかなか好みなので、とりあえず最後?までついていくと思いますが、これからどういった方向へいくのやら。。。です(笑)

双葉社 2009年5月発行 ★★★


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Secre

No title

こんにちわ♪これは面白そうな作品ですね。
身長180の体重180、銀河鉄道999のパロディ、、、読んでみたいです。ポチ~☆^^
私も太宰の「グッド・バイ」を読んでいないので青空文庫で除いてみます!

No title

最初はちょっとツマラナかったんですけれど、巨体の繭美のキャラが笑わせました。999のパロディは、世代的になかなか面白かったです。青空文庫は昔の文豪の作品が読めて得ですね。こういったところがネットって便利です。

No title

伊坂幸太郎の作品は、買って家にあるんですがねぇ。。

No title

その5人の女性たち『こんな女に負けたの!??』と、さぞかしショックだったでしょうねえ。

ちなみにメーテルの身体は鉄郎のお母さんの身体だそうです。脳移植でもしたんでしょうか。まさか頭の中だけ機械??

No title

ばっどさん。そんな近くに伊坂作品が転がっていましたか。ぜひとも読んでみてくださいね。

No title

イカダさん。「こんな女に負けたの」は、狙いの一つのようです。。。
あっと、メーテルってそうだったんでしたか。999の最後は、何がなんだかわからないまま、時が過ぎていったので。。。(笑)

No title

こんな借金取りは怖いですね~
特に夏場には効果ありそうです。アツクルシー

No title

返せない借金をする方が悪いんですけれど、ね(笑)
私は痩せているのに体温が高いので、太っている人──体温が低いから脂肪が溶けないので太る──は近くにいても暑くないかも。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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