〈ペンギン・ハイウェイ〉森見登美彦

最近、ちょっと森見登美彦の新刊からは離れていたんだけれど、タイトルが妙に惹きつけたので、久々に予約を待ってみることにしました。
帯に森見登美彦の新たな傑作!とか、面白さお約束のベストセラーって書いてありますけれど、初版でよくベストセラーになるとわかったな、とか思いました(笑)

5月のある朝、少年の住む街に集団でペンギンが現われた。
ペンギンは大人たちに捕らえられたが、運ぶ途中のトラックから消えてしまったらしい。
少年は、ペンギンのこの謎を研究するうちに、いきつけの歯医者のお姉さんが、コーラの缶を蹴とばして、それがペンギンになることを知る。
少年はそのお姉さんも研究することになるのだが。。。

主人公が小学4年生の少年なんですが、その少年、毎日きちんとノートをとって、本をたくさん読んでいるので、大人顔負けにいろいろと知っている。
だから将来えらい人間になるだろう、なんてことを悟ってしまっている(笑)
普通はこんな小学生がいたら、なんて小生意気なガキなんだと思うけれど、この少年に限っては、毎日努力してなんでもノートに書くということを怠らないので、自分で勉強が出来て頭がいいといっても、あまり憎らしくならない感じです。
話はちょっと不思議系で読者を選ぶ感じだけれど、コーラの缶を蹴飛ばすと、ペンギンになるってことが許容できれば大丈夫(笑)
そんな感じだから、これってどんなオチが待っているのか、このままでは収拾つかないぞと思っていると、
お姉さんは○○人!?(笑)
そんなバカな~と突っ込みを入れたくなるけれど、森見だから許せる何かがある(笑)感じです。
普通の作家が書いたら、このラスト、ちと噴飯ものですが。。。

角川書店 2010年5月発行 ★★★


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Secre

No title

少年が偉い人になって、誰も空き缶のポイ捨てなんかしない世の中を造ることに期待したいものです。

No title

ちと噴飯もののラストが気になりますが。。。(笑)
空き缶をけってペンギンになるって凄い発想ですよね。

No title

わ~~、面白そうですね☆コーラの缶を蹴とばして、それがペンギンになる、って発想がいいな。ぜひ、読んでみたいです!図書館へGo!ポチ^^

No title

イカダさん。私の住んでいる県では公共の場での喫煙は罰則対象になっています。ポイ捨ても罰則対象になる日がくるるかも。。。

No title

めにいさん。このオチはいまの小説ではおそらく禁則でしょう(笑) 森見ワールドはどんなことでも、読ませてしまうところが凄いです。

No title

Puffさん。森見作品は何でもありの世界です。でもそれでちゃんとプロの小説として認めてもらえるので、たぶん人徳なのだと思います(笑)

No title

「小生意気なガキには世の中の厳しさを教えてやりたい」と思うのは大人げないかな(笑)

No title

たぶん小生意気なガキは、世の中の厳しさもモノともしないでしょう(笑) というか、わからないかも。。。

No title

あらすじみると、初期の村上春樹っぽい?(笑)
ちょっと読んでみたくなりました。

No title

ペンギンって聞くと読みたくなるね

No title

mikoさん。そうなんですよ。初期の村上春樹ですよね、この雰囲気。
なかなか読みやすいので、ペンギンお姉さんの正体が知りたければどうぞ(笑)

No title

えこットさん。ペンギンというタイトルだけで、読者をつかみますよね~ これはタイトル勝ちでしょうか。。。

No title

ペンギンってタイトルに物凄い魅力を感じた白月です(笑)
しかもこれ内容凄く面白そう……(///▽///)
確かにコレ、内容説明見ていると凄い傑作のような…vv

そんなバカな~!!ってオチでもこれなら白月も許容範囲かも知れません(笑)

No title

もう、この小説はものすごいものがありますよ。少年の成長物として読むのなら傑作かも。じつは私もこれにつられてしまったのか、ペンギン模様のTシャツをネットバーゲンの再値引きで購入してしまいました(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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