〈1Q84 Book3〉村上春樹

正直、まだ続きがあったんだとか思ってしまったんですけれど(笑)、とりあえず国民的行事?に参加してしまえとばかりに図書館予約を取りました。
予約を取ったときは80番目くらいだったんですけれど、だいたい3ヵ月くらいでやってきました。
図書館に入っている本の数が18冊なので、予約が殺到しているわりには回ってくるのは早かったです。

ひょんなことから1984年から、1Q84年に来てしまったスポーツインストラクター兼殺し屋の青豆は、宗教団体「さきがけ」のリーダー殺害後、天吾を生かすために、自分は自殺を図ろうとするが結局は生きることを選択する。
「さきがけ」から雇われた牛河は、リーダーを殺害した人物を突きとめるために単独行動を起こし、天吾と青豆が小学生のころに同級生だったことを探り出す。

今回の話は結局のところ、青豆と天吾がめぐり逢うまでのお話しだったのかもしれないです。
あいかわらず、リトル・ピープルとか電気さなぎとか、とくにマザとかドウタとかの世界観は良くわからないのだけれど、これは良くわからないほうがいいのかもしれないとか思ったりした(笑)
個人的にはテレビもないのにしつこく訪問する、謎のNHKの集金人の存在が面白かったかも。
結局、この集金人の存在も1Q84年だから起きる現象ってところでしょうね。
それをいうと、青豆の妊娠もかなり神秘的。
もしや「ふかえり」を介してという、キングのダーク・タワーにおけるスザンナ的妊娠ってことなのかもと、いろいろと想像しましたが、こっちは単にファンタジー落ちでしょうか。。。。
ということで、ラストはやっぱり高速道路の階段を上る、でしたね。
もしかしたらこの続きを書きたいために、Book2で高速道路を下から上るのではなく、上から下ろうとしたのかと思ったりしました。
でも上った先の世界も元の世界ではなくて違う世界のようなことを示唆していますが、それはやっぱり高速を下ったときにいなかった天吾がいたせいでもあるのかな、とそんなことを考えました。
とりあえず月はひとつだから、その世界ではリトル・ピープルとか空気さなぎも出てこないのではないでしょうか。
そういえば、また続きがあるとかないとかいっていたような気がするけれど、続きがあるとすれば、またその世界でも月が2つに見えてしまったりするのかも。
公園の滑り台の上で、とか(笑)
本当に青豆が元の世界に戻るためには、天吾と一緒ではなくて、青豆1人が高速道路への階段を上らないといけないのかも。
もしかしたらそれで本当にこの物語が終われるのかも、と思ったりしました。

新潮社 2010年4月発行 ★★★☆


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Secre

No title

たぶん、その高速道路を設計した人こそが元の世界へ還る方法を知っている・・・・?(でもうっかり聞いたら危ない???)

No title

こんにちは♪まだ一冊も読んでいないのですが、どうでしょうね。ちょっとわけがわからない感じがしますが。でも。一度は読んでみよう♪

No title

3になってからあんまり世間も騒がなくなったのはやっぱり一般受けはしない作品のような気が・・・?マザとかドウタって言われてもな~。
私は3も青豆と天吾の二人の章でいって欲しかった。

No title

イカダさん。もしかしたらそうかもしれません。。。階段は神出鬼没だから、その人は神業師ですね~ でもうっかり聞いたら、面白くないかも。。。

No title

Puffさん。私が読んだかぎりでは、Book1はかなり面白いです。でも、2から3にかけて、私的にはテンションが下がった感じがしますね。それでも文章うまいから読ませるので読んでも損はないと思います。

No title

はなみさん。おっと。。。読まれましたか。。。たしかによくこの内容で売れているな、といった感じですね。文章はうまいけれど、世界観がちょっと受け入れがたいですよね。「海辺のカフカ」のように思い入れが出来るキャラもいなかったし、とりあえずここで終わらせておいたほうがいいのかも。

No title

そういえば1,2の時ほどは話題になっていない気がします。
前は普段本を読まない人も読んだけど、今回は。ってことかな?

No title

それなりには面白いんだけれど、爆発的に売れるといった本ではないってところですね。内容はSFなファンタジーだし。。。このくらいの内容で売れるなら、F・ポール・ウィルスンがもっと読まれてもいい、みたいな。。。(笑)

No title

こんにちは。今回は回ってくるの早かったんですねぇ。さすがに3冊目ともなると世間の注目度も下がって来ているのでしょうね。私もかれこれ1ヶ月以上手元にあるのですが、途中まで読みかけたまま放ってあります。読了するとは思うのですが、いつになることやら。。。

No title

大量の図書館本はブームが去ったあとはどうなるんでしょう。。。といらぬことを考えてしまいました(笑) でも3は、前2冊の矛盾を少しだけ解明したような気もするのでこれはこれでいいのかな、と。ただこういった本は、あまり売れないで本当に一部の熱狂的なマニアな人が愉しむ本でいいような気がするんですね。そのほうが読むほうは、ちょっと気持ち的にカッコいいですし。。。(笑)

No title

1・2によって買う人が分かれているみたいですね~

No title

そうですね。1・2でダメなら、ダメという感じでしょうね。私はかなりイケたので、3まで手を出してしまいましたが、1だけでよかったかも。これだけだったら傑作でした。

No title

1Q84の3!これそういえばTVで報道されるくらいの事態になってましたよね!
白月はこれ、国民的行事に乗りきれずに結局予約も購入もしませんでしたが。
気になっている作品ではあったりします。

1で終わっても3まで続いても、白月としてはいいんですが。

No title

村上春樹は本を出すたびに話題になるけれど、これはとくに凄かったですね。タイトルもいわくありげで良かったけれど、なんの音沙汰もなくいきなり出すというのが、よかったのかも。。。それでも1はさすがに凄く面白いので、読んでも損はないと思います。たぶん。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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