〈ヒー・イズ・レジェンド〉ジョー・ヒル他

リチャード・マシスンの作品「激突!」「アイ・アム・レジェンド」「地獄の家」などを、ホラー界の著名な作家たちがいろいろと着想を得て書いたというアンソロジー。
ホラー界の大御所、キングをはじめとした作家たちがこぞって参加しているので、みんなに愛されている作家、マシスンといった感じです。

【スロットル】スティーヴン・キング&ジョー・ヒル───「激突!」から着想を得た作品
親子共著ということで、たぶん、キングとヒルがいろいろとアイデアを出し合って、いろいろと煮詰まったところで、そんじゃ、お前が書けとキングがいって、ヒルが書いたような感じ(違っていたらすみません(笑))
良くいえば無難な出来、悪くいえば「激突!」そのまんまで、芸がない、というところ。。。

【リコール】F・ポール・ウィルスン──「種子をまく男」の続篇
行く先々の隣人に災いをおこす、上辺は良き人を装うシオドア・ゴードン。
つぎの街でも、災いをまきつづけると思いきや、予期せぬ敵が現われて。。。
ウィルスン自身が読んで「こんなの自分には書けない」と衝撃を受けた作品だそうです。

【伝説の誕生】ミック・ギャリス──『アイ・アム・レジェンド』序章
ロバート・ネビィルが1人きりになる前の、吸血鬼発端の物語。
けっこう身近で起きた出来事だったみたいなので、よく生き残れたな、と(笑)

【OK牧場の真実】ジョン・シャーリー──『ある日どこかで』続篇
自殺した妻のレベッカを救うため、夫は妻の悩みの種になったビリー・ザ・キッドを救うために過去へと行くのだが。。。
結局、何をやってみてもというオチだけれど、ラストのオチが妙にハッとした。

【ルイーズ・ケアリーの日記】トマス・F・モンテルオーニ──異聞『縮みゆく人間』
縮みゆく夫に対しての妻の本音が面白いかも。。。

【ヴェンチュリ】リチャード・クリスチャン・マシスン──「陰謀者の群れ」から着想を得た作品
火災に対して異常な恐怖を抱く男を描いた、マシスンの息子が書いた作品。
父が書いたのから着想をして書くってどんな気持ちなんだろうと思う。。。

【追われた獲物】ジョー・R・ランズデール──「狙われた獲物」の続篇
手にすると必ず死が訪れるズーニー族の呪い人形を購入した男の恐怖を描く。
オーソドックスな展開だけれど、このアンソロジー中いちばん好きな作品かも。。。

【地獄の家(ヘルハウス)にもう一度】ナンシー・A・コリンズ──『地獄の家』序篇
かつて地獄の家に乗りこんで、生き残ったベンジャミン・フィッシャー。
実はそれよりも前に、この地獄の家に乗りこんでいたという話。
はっきしいって、こういった家には最初から近寄らないほうがいいんですけれど(笑)、近寄らないと話にならないし。。。(笑)

とりあえずはF・ポール・ウィルスンの作品が載っていたので、即、購入して読んでみました。
なのでリチャート・マシスンの作品は読んでいない作品がかなりあります(すみません)
これを機会に読みたいな、なんて思ってしましたが、他の作品は案外、図書館に入ってないんですよね~


スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

No title

これはなかなかよさげな本ですねぇ。。

No title

本元の作品を知らなくても、こういった感じの作品なんだなということがわかるので、本元を読んだとき、案外、物足りなくなったりして。。。(笑)

No title

『リコール』の予期せぬ"敵"・・・・思わずニヤリとしました。(^_^)

No title

激突やレジェンドはともかく、知ってるのは『縮みゆく』だけです。
結局のところ、明日になっても希望はある。と言うネタなんでしょうか。(でもそこまで小さくなったら生命を維持できないはずなのに)

No title

まだ存命なのにレジェンドにされてしまったマシスンはどう思っているのでしょう?(笑)
ナンシー・A・コリンズは「ミッドナイトブルー」の作者ですね。なんか懐かしい。

No title

kennyaskrさん。たぶん、原作を読んでいると、あそこであっと驚く意外な展開となるんでしょうね。ウィルスンらしい展開でしたね~

No title

イカダさん。私も激突とレジェンドとある日どこかでくらいしか知りません。。。あのあと、奥さんも小さくなってミクロの世界で再開とかいう続篇を書いていたようですけれど、発表はされなかったみたいです。

No title

びぎRさん。80歳も過ぎていても執筆しているらしいので、日本でいう人間国宝といった感じでしょう(笑) そういえば最近、ナンシー・A・コリンズは見当たりませんね~

No title

私も飛行機の中で、読みました(笑)
なかなかヴァラエティに富んでいましたね。
「地獄の家」を読みたくなりましたよ~~

No title

めにいさん。こういったアンソロジーって書く方も力が入るのか、みんな力作ぞろいでしたね。私は「種をまく男」と「狙われた獲物」が読んでみたいです。

No title

内緒さん。なるほど。あきらかに著者の狙いでしたか(笑) マシスンの小説世界で自作のキャラのコラボって考えがいいですよね~

No title

『種子まく男』は「13のショック」に、『狙われた獲物』は「不思議の森のアリス」に所収されてます。

『狙われた獲物』はほんとに凄まじい展開です。

No title

あっと、なるほど。そうなんですか。今度、探して読んでみます。
『狙われた獲物』は原著のほうも凄いですか。それは楽しみです。

No title

激突!ってスピルバーグの傑作カーチェイス映画じゃなかったでしたっけ。。あれ?これもキングの原作だったの?藤中さんはポールウィルスン命でもあったんですね~。

No title

激突はキングじゃなくて、リチャード・マシスンの原作ですよ。
私は昔からF・ポール・ウィルスン命です。

No title

先ほど全話読み終えました!

やはり最高だったのは『リコール』ですね。あとは『追われた獲物』と『地獄の家にもう一度』も最高! ナンシー・Å・コリンズの本は読んだことないけど、ここまで書けるとはかなりの技量ですね。オリジナルにひけを取らない出来に驚きました。『スロットル』は、ちょっと・・・・やっぱりキングはホラーのほうが合ってますね。「OK牧場の真実」はアイデアの勝利といったところ。タイム・パラドックスの面白味が上手く描かれてました。

No title

読み終えましたか。書く作家、みんな熱がこもっていましたよね。キング親子のはちょっと芸がなかったですね。もうちょっと違う角度からとか、ひねりが欲しかったです。。。

No title

やっと記事に出来ました。
私も「スロットル」はイマイチで。「リコール」ににやっとして、「地獄の家にもう一度」我怖くて面白かったです(笑)

No title

「スロットル」はどう読んでもちょっと「激突!」そのまんまですよね。だいたいはヒルが書いたような感じがしたので(笑)、キングに内緒でなにかしらひねりが欲しかったですね(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR