古王国記Ⅲ〈アブホーセン 聖賢の絆〉ガース・ニクス

前作からのつづきということで、どうにも気になっていたので、ここらで一気に行っておしまいとばかりに手を出してしまいました。
今回、いきなり、古王国の王タッチストーンと、サブリエルが、他国で暗殺団に狙われて、死去!?という、おおっとな展開。。。
けっこうこのシリーズ、地味ながらも(笑)、堅実な展開で読ませます。

ニックが掘り起こそうとしているものを止めようと、サムとライラエルは生ける屍である奴霊を振り切るために、地下通路から、アブホーセンの館から外へと出る。
だがその地下は、何やら恐ろしいものが潜むところでもあった。。。

「今世紀もっとも面白いファンタジー」と帯で謳っているけれど、やっぱりハリー・ポッターシリーズに比べると、どうにも地味な感じを否めませんね。。。(笑)
ハリー・ポッターの良さは、ファンタジーでいて、じつはミステリー、しかも本格という、意外性なところと、ストーリーが進むにつれ、緻密な計算をしているかのように面白さが加速するというところ。
このラストに向けて、さらに緻密に展開するというのは、じつはなかなか難しいことで、だから、ここのところのラストへの展開は、古王国記の場合は、どうも途中で力尽きてしまったためというか、想定内な展開になってしまったため、一歩抜きんでられないのかもしれないな、などと思ってしまった。
二千年間アブホーセンに隷属された猫のモゲットとか、不詳の犬である彫像の犬とかキャラは悪くはないんですが。。。
とりあえず、主婦の友社がファンタジーを出版していたということだけ知っただけでもって。。。おいおいっ(笑)
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主婦の友社 2007年1月発行
★★★
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Secre

No title

隣り合った両国が成立した訳がわからないまま終ったのが、消化不良感を募らせますよね。全体に薄闇に包まれたような暗さもあるし・・・(笑)
でも、人の感情を描きかたは、ハリポタよりこちらの方が好きですよ。

No title

日本発の世界的大ベストセラーは、いつの日か出現するのでしょうか。

No title

緻密な計算は私には無理だ

No title

めにいさん。たしかに人物の描きかたは、こちらに軍配がありますね。ハリポタのほうは話が緻密な分だけ、人物が浅いですから。両方兼ね備えると凄いことになるんですけれど、そうもいかないものですね。

No title

イカダさん。日本ではいちおう村上春樹が世界的ですけれど、誰もが好んで読む、ハリポタみたいな大ベストセラーを書くのは無理でしょうね。グイン・サーガもアメリカでは芳しくなかったみたいですし。。

No title

タヌキさん。たぶん私にも無理ですね(笑)

No title

21世紀は始まったばかりなのに大胆な謳い文句ですねぇ(笑)

No title

いくらなんでもちょっと煽りすぎという感じでした。たぶん主婦の友社の陰謀でしょう。。。(笑)

No title

生ける屍である奴霊って興味がありますね。
ゾンビとは違うんだ。
アンダーテイカーのような異形な人間らがうようよする感じなのかな。。ま、どうでもいいけど。。(笑

No title

奴霊って、まあ、ゾンビみたいなものです(笑)
そういった輩の魂をちゃんと成仏?させるというのがこの小説の展開です。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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