古王国記Ⅱ〈ライラエル 氷の迷宮〉ガース・ニクス

前作で、古王国という、死霊が跋扈し、なかなか怪しげでおどろおどろな場所で、アブホーセンという死者の魂を鎮める魔術師を継承したサブリエルと国王の地位に就いたタッチストーン。
これからこのふたりがまた。。。と思いきや、それからいきなり14年後の世界、サブリエルとタッチストーンの子供たちの時代へ突入ということで、視点はその子供サメス王子とクレア族のライラエルになったようです。

クレア族のライラエルは14歳になっても、いまだにクレア族としての「先視(さきみ)の力」が授からないでいた。
ライラエルよりも若い子供たちは、次から次へと力が授かるのにもかかわらず。
このまま力が授からなかったら、とライラエルは絶望を感じ、クレア氷河から出る決意をする。
それは暗黙のうちに自殺を意味していた。
けれどもそこで、サブリエルとタッチストーンに出逢ったライラエルは、自殺を思いとどまり、図書館の司書助手として働き始める。。。

図書館にはいろいろと開かずの場所があって、そこに探索に乗りだすあたり、けっこう読ませます。
何か怪しげなものがいて、それを亡きものにするために、図書館で調べて「スケルティン」と知り、その撃退法を覚えて、やっつけようとするライラエル。
途中、犬の石像をもとに、犬の形をした精霊を作り、相棒を得たライラエルは、見事に自分の力でスケルティンをやっつけます。
この一見、アブホーセンとは何も関係しないライラエルですが、じつは。。。というのがこの物語のメインかも。
サメス王子の親友ニックがたぶらかされて?(笑)いったい何を掘ってしまおうとしているのか?(なにやら掘り起こしてしまうとヤバイもののようですが。。。)
そしてそれを止めることができるのか、ライラエルとサメス王子といったところです。
とりあえず結末はⅢへなだれ込め!という、出版社の戦略ならぬ、著者の戦略のようですね。
http://a248.e.akamai.net/f/248/37952/1h/image.shopping.yahoo.co.jp/i/j/7andy_31188174
主婦の友社 2003年11月発行
★★★
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Secre

No title

図書館の司書助手ってのがおもしろいね。図書館の仕事がしたくなってきた。。

No title

いま、図書館の司書の話、「おさがしの本は」を読んでいるけれど、図書館ってけっこう天下りの場でもあるんだな、と思いました。

No title

とても魅力的な図書館でしたね。あそこが一番ワクワクしました(*^_^*)
Ⅲを読み終わっても、物語は終らないようですが、続きはまだでていないようです。

No title

えっ、Ⅲでもまだ終わらないんでしたか。それは楽しみというか、早くつづき出てくれないと忘れてしまいますね(笑) 「薔薇の名前」のようなアヤシゲな図書館を思い浮かべてしまいました。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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