〈地球移動作戦〉山本弘

タイトル通り、地球を移動させるという、とんでもな話です。
山本氏は「と学会」の会長でもあるので、自ら小説で実践したという感じでしょうか(笑)
この、一歩間違うと、絵空事になりかねないストーリーを、なんとかハードSF的な知識で誤魔化した(笑)感じもするけれど、著者得意の萌え要素の入った話はハードSFの割にはとっつきやすかったです。
でも、ちょっと専門的なところは、飛ばし読みしてしまったけれど。。。(汗)
山本氏が熱く語れば語るほど。。。(笑)

西暦2083年、宇宙探査船『ファルケ』によって発見された、新天体は24年後の地球に接近して、壊滅的な被害をもたらすことがわかった。
が、『ファルケ』の船長ブレイドと乗組員たちは、新天体が放つ放射線にやられて死亡。
遺されたACOM(人工意識コンパニオン)《マイカ》は、ブレイドの姪の12歳の風祭魅波(かざまつりみは)とともに、天体物理学者の魅波の父、良輔が発案した、地球を救う計画を立てるのだが。。。

山本弘の描く少女ってけっこう好きなんですけれど、今回の魅波はどうも。。。といった感じでした。
ちょっとレズ要素も入っていたから乗れなかったのかな、と(笑)
『アイの物語』や『詩羽のいる街』と違って、しみじみと人間(アンドロイド)を描くものではないというのも、ヒロインに魅力を感じなかった要因かも。
とはいっても、謎の惑星発見から、それが放射線を放っていて、24年後に地球すれすれを横切ることがわかるといったあたりは、なかなか読ませました。
これでラストの地球を救う作戦が、つまらないテロじゃなくて、予期せぬトラブルによって妨害されるのだったら、ハラハラドキドキ手に汗握る展開になったでしょうが。。。
でも、実際には惑星や小惑星が地球に接近してくる確率というのはほとんどなく、こういったのはありえない話のようです。
それをいっちゃあ、おしまいよ、ですが。。。(笑)
そういえば、新天体の名前、このころには有名俳優や小説家、小説やアニメの登場人物などの名前がほとんどつけられていて、「トムハンクス」「トトロ」「カメンライダー」などもあるらしいです。。。(笑)

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Secre

No title

タイトルどおり、地球をどこかに動かす物語なのですか?
『火星ノンストップ』を編集した著者ですから、自分でもトンデモSFを書いてしまったんですね。
そういえば、『火星ノンストップ』の中の「わが名はジョー」=木星人の話は、今度来る映画「アバター」の元になっていますよ、絶対!!

No title

むしろ新天体のほうを移動させたほうが無難だと思いますが。

No title

めにいさん。地球を新天体の通り道から動かします。その移動のワザには、いろいろ説明があるのですが、なんだかよくわからなかったです(笑) 「アバター」もしかして気球で木星に降りるとか。。。(笑)

No title

イカダさん。波動砲でぶっ放せばいいのかもしれないけれど(笑)、かなり大きな天体ということで、断念したみたいです。

No title

これってSFマガジンに連載されたやつですよね。私はそのうちSFマガジンで読むつもりでいます。
昔、日本の映画で「妖星ゴメス」だっけかな?これは南極にロケットエンジンを並べて地球を動かす話でした。

No title

いきなりコメントですもうねええ。。わhっははは。山本弘って名前みただけで、もうだいたいぶっとんだ感じがわかります。
で、今から内容を読みます。

専門的なところ大好き。そこを書いてほしかった(笑 どれくらい作者はしっかり根拠づけているんかと思うから大事かも。

フォトンベルトが地球に接近してきて、磁場がなくなり2012年12月に人類は消滅して、新しい人類が生まれる話を山本さんに書いて欲しい。フォトンベルト自体も疑似科学だから科学的に立証されていないものだけどね(笑
もう彗星関係は映画メテオやアルマゲドンやニューヨークに巨大隕石が衝突するディープインパクト(馬の名前じゃないよ)でやりつくされています。。藤中さんも、新天体見つけたら「早起き藤中もんくあっかい!」って名前つけたらどうですか。

No title

びぎRさん。SFマガジンに連載、でしたか。出だしは凄くよかったんですけれど、ちょっとラストになだれ込むところが甘かった感じでした。読むのなら、あまりネタバレさせてはまずいかもしれないけれど、そうそう、そんな感じでした(笑)

No title

novel1dayさん。「不気味の谷」とか、けっこうニュートンを読んでいないとわからない部分もあって、一般読者は引いてしまう感じもした。でも萌え要素が入っているから、なんとなく読める。そこが山本氏の作品のいいところかも。

No title

あ「不気味の谷」を扱っているんですか。ふうん。
これにはまりこんでコケタ映画作品も沢山あるね。フルCG「ファイナルファンタジー」とか。人間ロボットがどこまでリアルになるか。リアルになりすぎてもいけないし。あくまでロボットだって意識できる限界があるみたいだね。徹底して人間そっくりならばいいけど、ちょっと中途半端だとこの谷にはまりこんでしまい、不気味に見えてしまう。

No title

扱っているというか、言葉だけでてくるので、わかる人だけわかる、みたいな感じですか(笑)
でも、最近のロボットの表情は、本物そっくりでびっくりです。

No title

似たテーマの作品を再読しました。ご先祖様かも(笑)

No title

たぶん、山本氏も読んだと思うので、影響を受けているんでしょうね。

No title

SFマガジンの連載を読み始めました。出だしはとっても良い感じです。

No title

最近出た「去年もいい年になるだろう」もなかなか評判がいいようですよ。こちらも楽しみです。

No title

魅波は子供の時は生意気だけど魅力があったけど大人になってからはちょっと色あせちゃいましたね~ ストーリー的にも前半に比べると後半が。。。でした。

No title

びぎRさん。いつもの美少女パターンを変えようとして失敗したような感じもします。。。(笑) でもストーリーの着眼点はいつもながらいいですよね。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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