〈魔女は夜ささやく〉ロバート・R・マキャモン

6年まえの出版当初に読もうと思っていたんですが、図書館になくて、買うにも上下巻で値段が高いということもあって(笑)、しかたないから文庫になるまで待とうと思っていたしろものです。
最近になって、めにいさんが記事を書いていたこともあって思い出しましたが(笑)、そのとき図書館で検索したら、まだ入っていなくて、また忘れかけていたところで、検索したらようやくヒットしました。
しかし、「マカモン」で検索してヒットする、うちの図書館って。。。(笑)
ちなみにジェフリー・ディーヴァーは「ディーバー」でヒットします。
なぜ。。。?(笑)

17世紀末のアメリカ南部。
魔女裁判のために、辺境の町にやってきた判事ウッドワードと書記のマシュー。
魔女の名はレイチェル。
夫と司祭を惨殺した罪で、牢獄に囚われた混血の美女だった。
はたしてレイチェルは本当に魔女なのか。。。?

こっ、これは、久々に面白い。。。
下巻の中盤から、レイチェルと逃げるところまでは、手に汗握る展開で、この分厚いページ数も一気に読めてしまうほどです。
ただ、それから後の展開が、ちょっとダレてしまうというか、小さくまとまってしまった感じがして、惜しい。
あれほどまでに頑なにレイチェルのことを魔女だと思っていたビドウェルが、そう簡単に、はいそうですかと信じるのもちょっとご都合主義のような気もして、こういうところを読むと、マキャモンってお利口すぎるな~と思ってしまう。
「スワン・ソング」もそうだけれど、マキャモンって、中盤からラストに至るのでの展開に、正義感が強すぎて、読んでいて鼻につくものがあったりする。
たぶん、書いている本人は凄くまじめな人なんだろうけれど。。。(笑)
とはいっても、この方、「マイン」という、最初から最後まで完璧に読ませる、凄い傑作も書いているので、あと10年後くらいにまた何か凄いものを書いてくれるような気がする。
「マイン」と比べると、いろいろと小言が多くなる本書ですが(笑)、先へ先へと読ませる筆力はさすが、マキャモンというところ。
久しぶりに怒涛の展開を堪能しました。


文藝春秋 2003年8月発行
★★★★
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Secre

No title

わー4つ星だ。おもしろかった感じが出てますね

No title

今年、5冊目の★4つですね(あれ、ちがったか?)
今年は★5つが出るのか出ないのかというところ。。。

No title

私は、これが初マキャモンだったのですが、おお!もっと面白いのがあるんですね。楽しみ楽しみ。

ネット検索は、点があるなしでも見つからないことがあるので、苦労しますよね。

No title

詳細は不明ですが、この『魔女は夜ささやく』は続編(というかシリーズもの?)が出てます。未訳ですが、もうそろそろ出てもいい頃だと思うんですが・・・

No title

あ、魔女の話はおもしろいだろうな。あのなんて映画だったかな。そうだ。インタビュー・ウィズ・バンパイアはトムクルーズとブラピとクリスチャンスレ-ターという豪華キャストだったけど、あれはバンパイアらが後世生き残って秘密地下組織の中で生き続けるみたいだった。確かブラピがバンパイアになりクリスチャンに語る展開で物語は17世紀のアメリカ舞台だったと思うが。古風なところと伝奇ロマンチシズムを感じさせる点で読みたくなってきたね。

No title

めにいさん。マキャモンは「スティンガー」「奴らは乾いている」「ナイトポート」以外は(笑)なかなか楽しめます。ネット検索はミステリマガジンで検索したらなくて、ミステリーマガジンで検索したらでてきたりとかあるので、いろいろと試さないとダメですね。

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kennyaskrさん。きっと弁護士になって、子供時代の借りを返す展開でしょうね。最近、海外翻訳ものが売れないらしいので、ちょっとしたネームバリューがないと日本で出版は難しいかもしれません。でもマキャモンは文藝春秋だからなんとかなるかもしれないですね。

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novel1dayさん。インタビュー・ウィズ・バンパイアは本を読んでから、映画を観ました。17世紀ころは魔女とか信じられていたので、時代設定的にはいい時代かも。レスタトは現代ではロックバンドの一員になってしまってますしね(笑)

No title

「マイン」は「最初から最後まで完璧」ですか?それは楽しみです♪
正義感が強すぎたり道徳的すぎる作品は私も苦手です。

No title

「マイン」は面白いですよ。「マイン」以降、マキャモンはホラーから足を洗った?みたいなんだけれど、この作品はけっこうオカルト要素が強かったです。またそっち方面に回帰するのかも(笑)

No title

藤中さん よくお見かけしてましたが 私呆けと語彙不足で日本誤が変なので遠慮してましたがっ、「マイン」狩りますね
言葉がよく解らない時 勝手ながら自分で創作しています
気になさらないで
読書を始めて2、3年 それまで活字が嫌いでしたの

でも身元はめにいさんとびぎなあさんとお知り合いだから

No title

こちらこそ、よく、めにいさんとびぎRさんところでお見かけしています。私も本を読み始めたのは大人になってからです。子供のころは、ただその辺を駆けずり回っているような暇なガキでした(笑) 「マイン」は私が読んだ中でもかなり面白かった本です。たぶん、楽しめると思いますよ。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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