〈黄金州の殺人鬼〉ミシェル・マクナマラ

カリフォルニア州を舞台に、わかっているだけでも12人を殺害、50人を暴行、100件以上の強盗を働いた1人の男「ゴールデン・ステート・キラー(黄金州の殺人鬼)」
著者のミシェル・マクナマラはこの事件に取りつかれ、「トゥルー・クライム・ライブラリー」というブログを立ち上げて、この事件についての詳細を載せ話題になっていたらしい。
この本はその著者が書いたノンフィクションなんだけれど、著者は46歳で、この事件の本を執筆中に死去したらしいので(睡眠中に)、この本全部を書いたというのではないので(半分まで書いたらしい)、たぶん後半部分で犯人らしき手掛かりをつかんで動く予定だったのだろうけれど(といってもDNAデータベース頼り)、それがないので事件もののノンフィクションとしてはちょっと消化不良になってしまったのを否めない。
著者亡きあとでは、これは仕方のないことなのだけれど、この本を編集した人の構成が人に読ませるものでないほど読みづらいのも難。
副題に「凶悪犯を追い詰めた捜査録」とあるけれど、たしかに捜査録としてはかなりの資料を集めたと思うけれど、犯人を追い詰めたかというと、実質的にはそうでもない。
ただこういった事件を明るみにしたからこそ、警察が独自の捜査(といっても犯人のDNAを最近の犯罪者のデータベースで一生懸命探したんじゃないの? もっと早くそうすればわかったんじゃないの?(笑))で犯人逮捕に至ったというのは確かかもしれない。
というこで、著者がこの事件を明るみにしていなかったら、まだ犯人が捕まっていなかったと思うので、この副題もあながち間違ってはいないのかもしれない。

2019年10月発行 株式会社亜紀書房 ★★★

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Secre

こんばんわ

一応、捕まえたんですね・・
よかった!よかった^^)

Re: こんばんわ

>toll-npcさん。
結果的にはすべて良し~という感じですね。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司をよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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