〈盲剣楼奇譚〉島田荘司

警視庁刑事の吉敷竹史は東京で開催された個展の日本画に惹きつけられた。
それは鷹科艶子による、赤子を背負った美剣士の画で、どうやら、戦後の混乱に悪人たちに籠城された盲剣楼で、女たちを救ってくれた剣士の画だという。
艶子は吉敷の妻、通子の知り合いでもあった。
が、そんな艶子のひ孫が何者かに攫われてしまう。
警察に内密に解決してほしいという通子の頼みで、吉敷はひとり内密に動くのだが。。。
この本の表紙を見て、吉敷竹史シリーズって、いつの間にか時代物になってしまったのかと疑ったけれど、なるほど、例によって謎が解かされるエピソード、本題である現代と戦後よりも、長いエピソードが江戸末期のころなんですね。
女たちを救ったのは誰かはすぐわかるので、どうやって救ったのかというのが、今回の見せ所といった感じです。
そして、謎が解き明かされたとき。
久々に凄いのキター(笑)
一歩間違うとギャグになるやつキター(いちおう褒めてる(笑))
と叫びました。
思いもよらぬものをひょっと出してくるからあなどれね~
今回、こう来るとは、読めなかった。
衝撃ならぬ、戦慄が走ったかもしれない。
ということで、色々なことはあまり考えないようにしよう(笑)
それが正しい島田荘司本の読み方かもしれない。

2019年8月発行 株式会社文藝春秋 ★★★☆
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藤中

Author:藤中
好きな作家は
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司をよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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