〈火星無期懲役〉S・J・モーデン

終身刑で服役中の元工務店経営者のフランクはあるとき火星行きを持ちかけられる。
このまま刑務所で一生を過ごすか、火星に行って施設の建設に携わるか、どちらかを選べというのだ。
フランクは火星行きを希望する。
が、火星に行き、老若男女の囚人7名と共に作業する間に、一人が死に、また一人が。。。
事故か自殺かそれとも。。。
火星に行って、現実の技術に沿った基地を造る過程もなかなか楽しめるのだけれど、そして誰もいなくなったみたいな設定も、また楽しめて、一冊で2種類楽しめる本といった感じ。
火星に基地を造る過程は、本当は膨大な時間と労力がかかると思うけれど、そこのところをうまい具合に省略して完成させるので、読んでいるほうも飽きが来なくて良いかもしれない。
ここのところをこまごまと描写されては素人にはチンプンカンプンだしさ。。。(笑)
それと、何と言っても火星で一人一人と死んでいくところも謎があって、とてもSFとは思えない展開が逆に新鮮。
解決は単純明快でどんでん返しとかはないけれど、そのほうがSF的には面白みがあって良いと思う。
とにかく怒涛の面白本ということは確か。
続篇があるということでそちらも期待。

2019年4月発行 株式会社早川書房 ★★★★
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Secre

No title

ハードSFっぽいですが、「怒涛の面白本」ですかぁ。興味深いですね~
しかし、火星でも無期懲役(しかも一人ずつ死んでいく)のなら大人しく刑務所にいる方がマシな気がします(笑)

No title

> びぎRさん
うん、たしかに刑務所にいたほうが良かったかも(笑) 読者メーターのコメントを見ると、SFファンには突っ込みどころ満載だし、ミステリーファンにはあまり芳しくないんですけれど、ホラーファンには絶賛なんです(笑) なんでだろ~(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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