〈ロイスと歌うパン種〉ロビン・スローン

プログラマーのロイスは日々の忙しさに、食事もまともに摂ることがなく栄養補給ゼリーを摂る毎日。
ところがその晩は、宅配のチラシが目に留まり、そこのパンとスープを頼むことに。
それ以来、ロイスはそこのパンとスープの魅力にはまってしまい、毎日のように電話をかける。
だが、親しくなった店主が突然、店を畳んでしまう。
ロイスにパン種を残して。。。

ここで描かれているパンは、サワードゥという酸味のあるパンのことらしい。
食べたことがないので何とも言えないけれど、スターターというパンの種を自分で育てながら、そのスターターを少量とって小麦粉に混ぜてパンを作るらしい。
スターターというのは、日本でいう、ぬか床のようなものかもしれない。
もちろん、パンと漬物のちがいはあるけれど。
プログラマーの仕事をしながら、パンを作ってしまうロイス。
そのパンが並々ならぬ美味しさで、という展開だけれど、そのパン種に固執しない展開が良いかもしれない。
お酒に音楽聴かせたり、かつお節(笑)に音楽聴かせたりするのに、私自身はちょっとな、という感じだったけれど、この本を読んで、それもありかな、と思うようになった。
菌というのは化学的に解明のできない奴なのかもしれない。

2019年4月発行 (株)東京創元社 ★★★☆
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Secre

No title

ファンタジー?・・・お料理小説?・・・・^^)

No title

> toll-npcさん
科学とファンタジーの融合らしい。。。たぶん。。。

No title

実はいわくつきの呪われたパン種…とか考えちゃうのはホラーの読み過ぎかな(笑)

No title

> びぎRさん
終盤、それに近い展開になるけれど、根がファンタジー作家だから。。。キングが書いたらそっち方面に行くかもしれない。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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