〈フーガはユーガ〉伊坂幸太郎

暴力男を父親に持つ双子の少年、優我と風我は、誕生日になるとある事が起きる。
そのことが原因で、あるとき、トイレの隠しカメラに映っていた優我に関して、フリーのディレクター高杉が接触してくる。。。
ちょっと特殊な能力を持った双子の話。
根底には児童虐待があるけれど、そちらばかりに気をとられていると、著者の思うつぼかもしれない。
特殊な能力の双子だけれど、伊坂幸太郎が描くと、その世界にすっと馴染んで普通のことのように物語るから、そういう能力もありだな、と思わせてしまうところにこの話の醍醐味みたいなものがある感じ。
優我とハルコ、ハルタ親子の結末が読み手の予想を覆すところはちょっと切ないけれど、ラスト的にはしっくりくる。
とはいえ、正義が勝つ話なのに、あまりすっきりしないのは、今回はこういったのを狙ったんだろうな、と、そんなことを思う私がいます。

2018年11月発行 実業之日本社 ★★★☆
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Secre

No title

伊坂幸太郎の作品って結末がすっきりしない印象があります。あんまり読んでないけど(^_^;)

No title

> びぎRさん
今回狙っている感じがしますけれど、著者が納得してやっていると思うので読み手も納得するしかないと。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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