〈数字を一つ思い浮かべろ〉ジョン・ヴァードン

届いた手紙には「1から1000」までの数字を一つ思い浮かべろ、と奇妙なことが書いてあった。
すぐに「658」と思い浮かべ、同封されていた封筒を開けるとそこには「658」と。
知人からの報せで駆けつけた、刑事を退職したガーニーはその奇妙な謎に頭を悩ますが、ついに殺人事件へと発展してしまう。。。
あらすじだけでもワクワクするような、解決不可能な謎。
しかもその謎が誰もが納得してしまう見事なワザ?で解かれてしまうのだから、これはひれ伏すしかない。
ここの謎解きはほんとよくこういう方向を考えたという感じで、久しぶりに目が覚めた思い。
最近では珍しい、こてこてすぎる本格ミステリなんだけれど、やられた感よりも、やってくれた感のほうが強い感じですね。
雪についた足跡とか、凶器のボトルとか、落ちている花とか、死体に付属している?アイテムもなかなかそれっぽくて、ここのところも本格ミステリ効果絶大。
途中までの謎がじわじわとわかってくる論理的な展開も良いし、最後のほうまで誰が犯人なのかということを悟られない作りもまたすんごい。
海外もここまで本格ミステリなことやってしまうんだ、ということがわかって頼もしい限りです。

2018年9月発行 株式会社文藝春秋 ★★★★
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Secre

No title

おもしろそう!
チェック、チェック!!^^)

No title

> toll-npcさん
久しぶりに論理的に解かれる謎というのを堪能しました。

No title

手品でありそうですが、あれはトリックがあるんだろうし…
ミステリーで論理的に解かれるとは興味深いです。私もチェックしておきます!

No title

> びぎRさん
数字を当てるのも、数学的なワザでなるほどという感じです。読み物としても面白いと思いますよ。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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