〈ルーム・オブ・ワンダー〉ジュリアン・サンドレル

仕事と十二歳になる息子ルイが生きがいのテルマ。
あるとき、息子が交通事故で植物人間状態になってしまう。
テルマは情緒不安定から仕事をなくし、生きがいを無くしてしまう。
そんなときに息子が書いた死ぬ前にやってみたいことの記述を見つけてしまう。。。
手っ取り早く言うと、息子が死ぬ前にやりたいことをテルマが体験するという話。
テルマは昔、映画「テルマ&ルイーズ」を観て感化されて、息子にルイと名付けてしまうというエピソードがあるんですが、私もこの映画はかなり昔に映画館で観ていて、ラストの衝撃が忘れられない映画となっています。
テルマが最初に息子のやりたいことをするために訪れるのが日本。
この小説はフランスが舞台だけれど、普通に十二歳のころの子供は日本アニメと漫画で育ってるんだな、ということがわかって、やっぱ日本のヲタクカルチャー凄いやとなりました(笑)
日本に行って色々体験するけれど、ウォシュレットとかカラオケとかコスプレとか刺青とか有名なんだろうな(笑)
ガラス張りのホテルって、私は知らないんだけれど、たぶん日本にあるんだろう。
日本人でも知らなくてごめんなさいですけれど(笑)
ラストはなんとなくわかる話だけれど、普通にいかないところに著者が考えに考えたと思わせる何かがあってよかった。
悲劇的な話だけれど、さらっと読めて、さらっと笑えて、といった、たぐいの小説かも。

2018年8月発行 NHK出版 ★★★☆
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Secre

No title

ニンジャと出逢って恋に堕ちた結果息子が復活した。なんてのは絶対にないと思うけど。

なにしろフランス人が考える日本だし。ジュールヴェルヌの時代から全然進歩してなくても不思議じゃない。

No title

> イカダさん
さすがに現代では、ガラス張りのホテルで東京の夜景を見下ろすとか、有名料理店で片っ端から頼んで全部食べるとか、どこどこの居酒屋をはしごするとか日本人でも知らないことを知っているから不思議です。

No title

あまり関係ないんですが…
「テルマ&ルイーズ」が気になって図書館でビデオの検索をしたら「テルマエ・ロマエ」のDVDを発見したので予約しちゃいました(笑)

No title

> びぎRさん
なるほど。テルマまであってますからね。。。映画は阿部寛が濃くってよ(笑)

No title

日本に行って色々体験するのが面白そうですね。
読んでみたいです。

No title

> Puffさん
最近のフランスの子供は日本人よりも日本を知っているといった感じです。ぜひ読んでみてください。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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