〈白墨人形〉C・J・チューダー

少年時代の友人が現れて、昔起きた事件の真犯人がわかったと告げられる。
森の中で見つかった少女のバラバラ遺体は頭部こそ見つからなかったが解決したはずだった──
スティーヴン・キングがかなり推していたので読んでみたのだけれど、さすがキングが絶賛しただけあってなかなかの出来。
しかもラストに行くにしたがって普通は物語の展開の霧が晴れて行くのに、この本にかぎっては逆に霧が濃くなっていって、いったいどういったところに落ちてくるのかも予測不可能になった。
なので、次へとページを進めなくては気が済まないといった感じになって、ラスト間際まで一気に読まされた感が半端ない。
うまい具合に真相をぼかす技術は特に見事かもしれない。
ラストのラストは思っていた通りになったけれど、大した罪でないとはいえ、こういったことをしたら、こういう未来が待っているといった因果応報を地でいくラストとなった。
この物語は因果応報の物語かもしれない。

2018年5月発行 株式会社文藝春秋 ★★★☆
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プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司をよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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