〈その犬の歩むところ〉ボストン・テラン

イラクから帰ったばかりの元アメリカ海兵隊員のディーン・ヒコックが暴風雨の夜に車で轢きそうになった犬は、痩せて毛が抜け落ち傷が膿ただれた、虐待された犬だった。
と、タイトルが示すように、その犬がどうやってそうなっていったのかを辿る話。
出だしで、伝統的なやりかたで語られないと言っているように、まどろっこしい語りがちょっとという感じで、伝統的な語り方で語ったほうが親切かな、と思ったことを言っておきます。。。(笑)
なんか犬を賛美しつつ、登場人物を他人事のように語るので、すごく感動的な話なのに、素直に感動できない。
これも著者のたくらみの一部なのかもしれないけれど、どうもね。
あまりお涙頂戴ものが好きではない著者なのかも。
そういうところはわかる感じもするけれど。。。

2017年6月発行 株式会社文藝春秋 ★★★
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Secre

No title

顕かにもと飼い犬だったとわかる迷い犬をみると、やっぱり悲しくなります。
飼い主はどうなったのか、無責任に捨てたのか。それとも突然倒れたのか。
野生をしらない犬に、それでも罪はない。

No title

> イカダさん
一匹の犬の生い立ちを語るところからして、ちょっと回りくどい感じで、結局はそんな目に遭わせた描写がないのが肩透かしなんです。でもなかなか波乱な、その犬の歩むところ、といった感じかも。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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