〈蘭の館上・下〉ルシンダ・ライリー

出先で養父の死の報せを受けたマイアは急遽、レマン湖のほとりにある館「アトランティス」に戻ることになった。
が、養父はすでに本人の遺言により水葬されてしまっていた。
それぞれ出生の違う6人の娘を引き取って育ててくれた養父だったが、マイアは養父のことを詳しく知らなかった自分に愕然とする。
マイアの他に5人の姉妹たちが館に揃い、弁護士から養父の遺言とそれぞれの娘の出生地らしい座標の存在を知る。
マイアはその座標から、自分の出生地はリオデジャネイロの「蘭の館」だということを知るのだが。。。
なかなか背景の凝った小説で、副題に「セブン・シスターズ」と書いてあるので、今回は長女のマイアにまつわる出生話だったけれど、これからあと他の姉妹の5人と、まだ誰だかわからない7人目の娘?についての出生の物語シリーズものになるのかな、という感じ。
6人しかいない姉妹なのに、セブン・シスターズというシリーズにしていること自体が初っ端から大掛かりな謎を提示していて面白い。
あと、6人もの娘を養女にした養父の死というのもなんだかアヤシイ。
なぜ、この6人を養女にしたのか、7人目の養女とはいったい?
たぶん、このシリーズの最後の最後で明かされるんだと思う。
ということで嫌でも読者はシリーズを最後まで読まないといけないということになる。
ここのところもオイシイかもしれない(笑)

2017年7月発行 株式会社東京創元社 ★★★☆

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Secre

No title

あと6作品は出版できる、という戦略ですね~(笑)

No title

> びぎRさん
面白くなければこれで終わりなんですけれど、なかなか謎めいた展開で面白いので戦略にはまりそうです。

No title

嫌でも最後まで読まなくてはならない・・・

つまり出版社がオイシイと。

アヤシイのもそっちですか。

No title

> イカダさん
そうかもしれませんね。。。でも売れないと途中で切られる可能性も無きにしも非ず、ですけれど。。。

No title

なぜ養女にしたのか、七人目も知りたくなりました。まんまと戦略に引っ掛かるPuffです。

No title

> Puffさん
謎を引っ張るコツをこの著者はつかんでいるようで、なかなか先が楽しみです。この調子で戦略に引っかかる人が多いと良いですけれど。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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