〈AX アックス〉伊坂幸太郎

妻に頭が上がらない「兜」だが、裏の仕事である殺し屋としては超一流の腕を持つ。
一人息子の克己も大学受験を控え、そろそろ本気で現役引退をしたい「兜」だったが、引退には金が要る。
その金を稼ぐために人殺しを請け負うが、次第に嫌気がさしてくる。。。
途中までは妻に気を遣う言動が微笑ましい?というか、同世代の恐妻家を持つ子持ちの男性だったら、そうそうそうなんだよねと共感を得る話で、殺し屋の男を描くにしては妙に生々しくない、いつもの伊坂幸太郎路線。
このままこの路線で終わるのかと安心していたら終盤、この日常的のほほん路線から外れて、意外な展開を見せる。
ここのところ、ちょっと、おおっという感じになる。
ただ、その展開の結末は読めてしまうのだけれど、いきなりのあの展開には、まじまじとその部分を読み直してしまったほどインパクトがあった。
この急展開を見せる流れは、さすが伊坂幸太郎。
長年築いたワザを感じてしまった。

2017年7月発行 株式会社KADOKAWA ★★★★
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

No title

中村主水と、どっちが恐妻家でしょうか。

No title

> イカダさん
あっちはダブルで来ますからね(笑) どちらもどっこいどっこいかも。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR