〈風の名前2〉パトリック・ロスファス

前作で地味に(笑)宿屋の亭主が自分の生い立ちを話し出すところ──旅芸人の一座として両親とともに街から街へと移動していたクォート少年が、ある日、チャンドリアンと名乗る殺戮集団に両親を含む一座が皆殺しにされてしまい、命からがら生き残って農家の荷馬車に拾われてタルビアンという街にやってきたというのが、前作のおおまかな流れ。
そしてこの巻の前半では、ある意味、悲惨の限りを尽くした展開となっている。
男の子が一人で生きていくには、お金もないのではたしかに現実的には厳しいけれど、街の悪ガキからボコボコにされたり、食べるものがないかとゴミをあさったりと、ここまでやるか~みたいな展開。
でもこれが意外と読ませるから不思議。。。
悲惨な中でもちゃんとした光が当たるところもあることはあるけれど、それにしてもセコイ手も使って(笑)ようやく大学に入った先でも、主人公はイジメられてしまう。
この展開は著者の狙い通りかもしれないけれど、波乱を作ってます、みたいでちょっとなと思ってしまう私がいます。
とりあえずは秘術士なる土壌は出来たのかな?
つぎの巻は図書館に入っていないので、入ったら読んでみてもいいかも。。。

2017年4月 株式会社早川書房 ★★★
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Secre

No title

その状況で大学に入ったなら、もう充分エライ!

No title

ファンタジー系?
一応チェック^^;)

No title

> イカダさん
たしかにエライかも。。。でもセコイ手を使っているけど。。。

No title

> toll-npcさん
いちおうそんな感じです。ちょっと地味なハリー・ポッター系になってきたかも。。。

No title

こんばんは。
悲惨な中でもちゃんとした光が当たるっていいですよね。図書館チェックしてみます。

No title

> Puffさん
悲惨なほうが読み手には読ませるのかも。。。ぜひともチェックしてくださいね。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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