〈シャルロットの憂鬱〉近藤史恵

掃除請負人とか、自転車ロードレースとか、フランス料理店とかいろいろなジャンルを書かれている著者だけれど、今度は元警察犬シャルロットのお話。
本当に振り幅広いな~と、こういったところに感心してしまう私がいますが。。。
1話完結でシャルロットの日常をちょっとミステリ仕立て描いているんだけれど、あいかわらず上手い。
何が上手いかというと、普通、日常ミステリって何かしら作った感じがあるのだけれど、それがなくスムーズに読めてしまう。
日常ミステリを違和感なく読ませるって普通のことかもしれないけれど、この普通に読ませるということがあんがい難しい。
やはり著者のワザによるところが多いのだと思う。
犬好き同士の交流は、飼い犬の名前は知っていても、飼い主の名前は知らないことが多いらしく、シャルロットの飼い主夫婦の場合、シャルパパとシャルママと呼ばれているところが、小さな子供がいるママ同士の交流のようで面白い。

2016年10月発行 株式会社光文社 ★★★☆
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Secre

No title

ある飼い主が獣医さんへペットを連れて行きました。
「やあサム。また会ったな」病気のサルを抱き上げて診察台に載せながら、獣医の先生が陽気に言って、それからちょっと困ったように飼い主に訊きました。
「えーと、お名前はなんでしたっけ?」

ホントかウソか、西洋のとある雑誌への投稿でした。

No title

> イカダさん
ま、どこもそんなようなものなんでしょう(笑)

No title

「吾輩は犬である。吾輩の名前はシャルロット。」ではなくて、警察犬は女性なんですね。日常を優しく描く視点とミステリーが絡み合うところは作者の思いやりの深さにあるのかもしれません。この本、アマゾンでも買えるので、ちょっと買って読んでみよっかな。主人公は犬ですか。

No title

> novel1dayさん
主人公は犬というよりは、飼い主の女性という感じかも。。。その主人公から見た犬という感じです。無駄な文章もなくなかなか読みやすいのでお薦めです。ただのべるわんでいさんの読書傾向と違う感じもする。。。

No title

動物が主役って面白そうですね。犬目線が興味ありです。早速図書館チェックしてみます。

No title

> Puffさん
犬好きたちのいろいろな交流とかも楽しめるといった感じです。早速、チェックしてみてください。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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