〈ギヴァー 記憶を注ぐ者〉ロイス・ローリー

近未来の管理された社会で12歳を迎えることになったジョナス。
12歳になると社会の一員として自分の特性を生かした仕事に任命されるのだが、ジョナスはたったひとり特別な任務、レシーヴァーと呼ばれる『記憶の器』に任命される。。。
何かをミスしたり年を取ったりすると解放されたりと、読んでいて普通の世界ではない感じが、じわじわとわかってくるところが上手い。
淡々と描かれているようで実はよく考えた深い話なのかもしれない。
と書くと、ちょっとお堅い話のような印象も受けるかもしれないけれど、ラストに至るまでに怒涛の展開もあってこの部分はとくに私好みの展開だった。
光が見えてきてからのラストの一行。
私にはこの一行がどうも闇が射してきたような気がしてならなかった。
それも鬼畜なラストが。。。(笑)
読み手によってはいろいろととれるラストかもしれない。
映画化されるようなので、そこで確かめてもいいかも。

2010年1月発行 株式会社新評論 ★★★★
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Secre

No title

12歳からって言うところが微妙に怪しい。

よっぽど寿命が短いか、現役世代が不足するほど人口が少ないか。

きっとものすごく身勝手な支配者が居るにちがいない。

No title

> イカダさん
なるほど。。。もしかしたらそういうことで、ラストもそういうことだったかもしれない。イカダさんって読んでもいないのに、良いところ突いてくるから不思議。。。(笑)

No title

藤中さん好みの展開というところが気になります。。
その一行がおもしろそうですね。
映画化されたら見てみよう!
記憶の器という任務というのはなんだろう?
主人公は子どもですね。
どんな任務になるのかな。
おもしろそうです。

No title

> novel1dayさん
なかなか世界観に凝っていて面白いです。これがちゃんと映画になるのかで評価が分かれそうですが、映画化しやすい話ということで、たぶん大丈夫なんじゃないかと思います。

No title

映画化されるんですね。
12歳で社会人として仕事を任されたら、辛いですね?

No title

> Puffさん
それだけあまり人がいない世界ということになるのかも。。。現代では無理しれない。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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