〈人類再生戦線上・下〉A・G・リドル
アトランティス・ジーンの第2部。
とりあえず図書館新着に入ったときにちゃんと覚えていた自分を褒めてあげたい(笑)
それほど私の中では記憶の薄い話だったのだけれど、この本を読み始めてから、前作をかなり思い出したから、この第2部はそういった記憶の悪い人向けにも書かれているためか(笑)、著者のワザを感じる出だしでした。
しかもこの第2部の展開は疫病が各地に広まって退廃した世界(この設定はかなり好物)から始まったからか、SFではないんではと思うほど(笑)サクサクと読める。
かなり読み手を選ぶ話だけれど、わかりやすい展開がやっぱりワザありな著者なのかも。。。
しかも最初はアクションものと間違う展開だったけれど、この巻ではだんだんSFっぽくなってきたし、量子的な話も出てきてわかるようなわからないような感じもちょっと良い(でもまだ歴史アクション系?な感じもするけれど)
個人的には疫病と火山の関係とかそういった細かい学術的なネタをぶっ込んで、それに人類の進化を絡めてくるのはオイシイと思っている。
懸念していたアトランティス人が出てきたけれど、きちんとそういったところを色々説明しているからか、それほど突飛な話にならないのも良いです。
第3部は宇宙的な話になるようですけれど、またもや人類は良いように踊らされそうな予感がする(笑)
2016年7月発行 株式会社早川書房 ★★★☆
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コメントの投稿
No title
そんな世界にはきっと新種とかゾロゾロ出てくるんでしょうが、人類が人類のまま存続と言うのがやっぱり勝ちになりそう?
No title
> イカダさん
疫病が流行るごとに進化という名で淘汰されていく人類ですから、案外、打たれ強いかも。。。
疫病が流行るごとに進化という名で淘汰されていく人類ですから、案外、打たれ強いかも。。。
No title
記憶の悪い人向けにも書かれていんですか。では図書館チェックしなくちゃ(笑)
No title
> Puffさん
なんかそんな感じでした。なのでかなりとっつきやすかったです。。。
なんかそんな感じでした。なのでかなりとっつきやすかったです。。。
No title
量子的や宇宙的な話はニュートンを読んでいれば。。。
そうそうわからないですよね~ きっと(笑)
そうそうわからないですよね~ きっと(笑)
No title
> びぎRさん
量子的や宇宙的なことはなんとなくわかるんですけれど、実際説明しろと言われるとは出来ないのでたぶんわかっていないんでしょう(笑)
量子的や宇宙的なことはなんとなくわかるんですけれど、実際説明しろと言われるとは出来ないのでたぶんわかっていないんでしょう(笑)