〈ブラック・ドッグ〉葉真中顕

各国の動物実験施設や殺処分場、そして食肉卸売業者などを標的に殺人も辞さない過激な動物愛護団体「DOG」が、今度は日本の遺棄動物譲渡とペット販売のイベントの会場をターゲットにし、そこに集まった人たちは突如会場に閉じ込められ、黒い獣に次々と食い殺されることになる。。。
という、いわゆるパニックものなんですけれど、主役級のカップルの男女(男が元自衛官で女性にプロポーズをするために指輪を持っている)がある種のパターンに陥らないで、いきなり読み手の期待を裏切るところがある意味、この話の見せ所かもしれない。
話自体は面白いんですけれど、中盤以降からやはり茶番との戦い(笑)みたいなノリなのがちょっと残念だった。
犬目線とかは西村寿行に書かせると妙な現実味があるんだけれど。。。
あと、登場人物が見捨てた親子の幻との葛藤がうざい(笑)
キングだと良い具合に人物が狂わんばかりに葛藤するのだけれど。。。
全体的にはあまり話を長くしないで潔くぶった切ったほうが良かったかもしれない。
そのほうがラストの意外性が際立ったかも。
意外性もちょっと反則な気もするけれど。。。

2016年6月発行 株式会社講談社 ★★★
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Secre

No title

捨て犬を拾いに来た人たちをターゲットにするあたり、グリーンピースやシーシェパードよりも遥かに歪んでる集団ですね。

No title

> イカダさん
たぶん、捨て犬と一緒に仔犬を販売しているのが問題なんだと思う。。。
動物実験で勝手に殺される動物の権利を主張しているとこうなってしまうのかも。。。

No title

こんばんは。
ラストの意外性が気になります。
私にはちょっと理解できない世界かな。

No title

> Puffさん
なかなか込み入った感じの話なので、いろいろと考えさせられますよ。
ちょっとグロいですが。。。

No title

黒い獣の正体が気になりますが。。。


やっぱり犬なんでしょうね~(笑)

No title

> びぎRさん
ネタバレしちゃうとチワワみたいな可愛い犬を創る過程で失敗して出来た凶暴な犬というところです。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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