〈深泥丘奇談・続々〉綾辻行人

シリーズも3弾にして完結篇ということで、物語自体は奇妙で不思議な日常の話でホラー的にも緩い感じなんだけれど、なぜか読んでしまう話でもある(笑)
主人公のかかりつけの石倉(一)医師自体が眼帯をつけているだけでも怪しいのに、その反対側の目に眼帯をつけている石倉(二)医師も違う科にいたり、そうかと思うと全然か眼帯をつけていない石倉(三)医師もまた違う科にいるのだから、それだけで不穏な物語になる(石倉医師はみな同じ顔なので(一、二、三)と区別をつけている(笑))
今回、医師ではないけれど、石倉(四)も出てきて、完結篇にふさわしい?怪しさ。
主人公がリアルな綾辻氏みたいで、綾辻氏が住んでいるところの日常や、原因不明のめまいに襲われての病院通いや、小説を書くためにホテル住まいになったり、小野氏らしき妻とのやりとりなどもあって、リアルな小説家の日常も興味深い。
小野氏も最近、おっかない話ばかり上梓しているので(とても怖くて読めない(笑))、それだけでも私生活風ホラーな感じですね。
話はかなり緩いんですけれど、非日常的な京都が心地よい作品集です。

2016年7月発行 株式会社KADOKAWA ★★★
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Secre

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もしやクローンネタ?

眼帯がなかったら見分けがつかないからとか。

作家本人が登場する作品と言うのは時々ありますが、きっと日常から非日常へを読ませる意欲作?

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> イカダさん
石倉医師ネタはスルーしたみたいなので落ちなしでした。
ちょっと私生活風でしたけど、ぜんぜん違っていたりして。。。

No title

なんか謎が深まるばかりで不条理でもあったので「続・・」も読んでないんですが・・・・館シリーズも出ないので(終わった?)読んでみるかな・・・・^^;)

No title

リアルにホラーな夫婦なんでしょうかねぇ(笑)
で、十二国記の新作どうなっているのか調べてみたら〈「十二国記」につきましては、なかなか新しいお知らせができず、申し訳ございません。〉と昨年末にありました…

No title

> toll-npcさん
私もよく考えてみると、 toll-npcさんと似たような考えから、続を読んでいなかった(笑) 館シリーズ、あれ?と思って記事みてみたら、次で完結のようですが。。。どうなることやら、です。

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> びぎRさん
十二国記は燃え尽きたんでしょうか。。。(笑)
夫婦ともにホラー分野にのめり込んでしまっている感じもします。。。

No title

こんばんは。
石倉医師が大勢。。。それだけでホラーだわ。
不思議な作品ですね。書いていて混乱しないのでしょうか。

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> Puffさん
石倉医師が大勢は、たぶん著者の狙いどころでしょう。。。
おそらく出たとこ任せな展開だと思う。。。

No title

「私」の記憶があいまいで「-ような気がする。」が多々出てくるのが印象に残りました-ような気がします。
ところで十二国記については昨年末に「今後の状況がわかりましたら、この公式サイトで初めにご案内させていただきます。」とありましたが、それ以来進展がないようです(^^;)

No title

> びぎRさん
あいまいという、なんかそこら辺りを狙って書いているような気もしますね。
小野不由美さん、十二国記シリーズは燃え尽きてしまったのかもしれないですね。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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