〈古城ゲーム〉ウルズラ・ポツナンスキ

オーストリアの作家さんによる本書は、14世紀の生活を体験するライブアクションロールプレイングゲーム(LARP)に参加するために、人里離れた森にやってきた若者たちが次々に謎の失踪を遂げるというお話。
このLARPはたとえばドラゴンクエストなら、その世界観をリアルに創ってその世界で登場人物になりきって生活するというイベント。
ドイツ語圏ではファンタジーや吸血鬼ものやSFといったゲームイベントが年間五百開催されているらしい。
ゲームの世界をリアルに生きるって。。。かなり暇だなあ。。。(笑)
そういうことで本書はLARPのために森にやってきた若者たちの話なのだけれど、最初は森にまつわる祟りな話をぶっこみ、同行者の一人が「祟りじゃ」的に話をあおって(昔からこういう感じの話が読み手を高める)というお約束通りの展開(笑)
そして失踪者が次から次へと出るのにとっとと森から出ていかないストレスを読者に与える、これもお約束通り。
とまあ、途中までかなりこの話をなめていたのだけれど、中盤以降、かなり読ませる展開になってきて、そしてラスト、あれ、こっちのほうに来たか、な感じで意外性があった。
こういう持っていき方は、ちょっとやられた感があって良いかも。。。

2016年4月発行 (株)東京創元社 ★★★☆
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Secre

No title

おや!おもしろそう?!^^)
メモメモ・・・・

No title

オンラインのロールプレイングゲームもすごく時間がかかるから暇人じゃないと出来ない感じです(^^;) ま、失踪したりする心配はないですけど(笑)

No title

> toll-npcさん
この設定は目新しいし、意外性に富んでいるのでお薦めです。

No title

> びぎRさん
オンラインよりリアルのほうが面倒くさそう。。。(笑) 14世紀の設定だとトイレとか心配だし。。。(笑)

No title

こんばんは☆
ドイツ語圏でこんなイベントが流行なんですね。
仲間が似たようなストーリーを描いてたのを思い出しました^^

No title

> Puffさん
さすがにヨーロッパはそういうロケーションが豊富だから成り立つみたいな感じもありますね。仲間が似たようなストーリーですか。それも素晴らしい。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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