〈ホテル1222〉アンネ・ホルト

ノルウェーのミステリの女王によるシリーズものということで、どうやら8作目らしい。。。
1作目から3作目までが絶版で入手困難で、4作目から6作目が未訳ということで、7作目だけが読める?
とりあえずシリーズの何の知識もないまま読んでみることになった本書だけれど、雪嵐の中で列車が脱線という出だしからなかなか読ませる展開に。
近くにあった唯一のホテルに列車の乗客が辿りつき、そこで殺人事件が起きるという、いわゆる「雪の山荘もの」ミステリ。
日本の雪の山荘ものと違って、本当に外に出ると-30度とかの世界で素面で出られないわけで、暖かくても-20度というから、それだけでも殺人事件のシチュエーションとしては絶好の背景。
しかも主人公は拳銃で撃たれて下半身麻痺してしまう、車いすの元女性警察官(リンカーン・ライムの女版?)
これで面白くないわけがない(実際、かなり事件の見当がつかない展開で、一つの謎は本当にわからないまま終わってしまったのだけれど(笑))
ただ、この女性の性格というか、何様な感じがちょっとだけ鼻につくというか。。。
シリーズ全体を読んでいないので、何かこういった感じになったエピソードでもあるのかもしれないけれど、これだけはどうにもいただけなかったかも。
同性愛要素も入っているというのもあるのだけれど、これもこのシリーズが人気が出ない要因の一つなのかもしれない。

2015年9月発行 東京創元社 ★★★☆
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Secre

No title

北欧ものは魅力的な作品が多いですね。
今図書館で検索したら2冊目の『土曜日の殺人者』など4冊ありました。予約リストにのせておきます。

No title

> めにいさん
北欧は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」あたりから注目されていますね。この小説も本格ものでありながら地に足のついた現実的な結末が良いのかもしれません。

No title

ノルウエーのミステリー、面白そうですね。
図書館でチェックしてみます。

No title

> Puffさん
謎を引きつつの展開はなかなかなのでぜひともお勧めします。ただ、つららを凶器とかは笑って見逃してという感じです。

No title

寒い国だけに日本では考えられない状況もありそうですね。
ミレニアムにしろこの作品にしろ女性が強いっていうのはお国柄なのかな?

No title

> びぎRさん
寒いから本当に雪の山荘設定が映えます。ミレニアムは特に女性が最強でしたね。鼻輪がインパクトすぎて今でも顔が浮かんできます。。。(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司をよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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