〈大脱走〉荒木源

「ちょんまげぷりん」の方の新作ですね。
ちょっと「大脱走」というタイトルがピンとこない感じの内容な感じも受けるのですが、読み手の予想通りに動かないキャラクターが新鮮で、そこのところがありきたりなストーリーに陥る一歩手前で踏みとどまっていてるのが不思議な感じかもしれない(褒めているのか? うん、褒めてる(笑))
大まかのあらすじは、昭和64年の1月生まれの、昭和最後の女である片桐が就職難からやっとの思いで入った会社がブラック・リフォーム会社ということを初日に悟って、でもようやく決まった会社なので、なんとかしがみつく様に生きていくこと三年経ったそんなある時、予想外の新入社員が入ってくる、という展開。
普通はこの新人がやる気満々でブラック・リフォーム会社を叩きのめすという展開になるのだけれど、著者は読者に脱力系を用意していた!(笑)
ここのところの妙な感じがこの手の小説に先が読めない展開にしているから恐るべしというところかも。
帯に映像化連発作家の最新作と謳われているけれど、本当に一作一作きっちりよい仕事をしてくる著者ですね。。。
次の新作も楽しみな作家さんです。

2015年11月発行 小学館 ★★★☆
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Secre

No title

こんばんは☆
面白そうですね~。
どんなブラックなんだろう。
早速図書館チェックしときます^^

No title

独創的な褒めかた。

予想を裏切る展開で新鮮。それだけで凄い作家だと思えてくるからすごい。

No title

> Puffさん
サクサク読めて面白いけど、通常通りには展開しない話というのは、ちょっとオイシイかもしれないです。ぜひ。。。

No title

> イカダさん
普通のおな話なんですけれど、いい意味で普通を裏切ってくれるので、読んでいるほうもいったいどうなってしまうのかと最後まで興味が尽きませんでした。

No title

脱力系の小説ですか。
この手の小説はおもしろいと思います。
ちょっと読んでみます。
アマゾンのレビューもみました。
みなさん藤中さん同様に
おもしろいと言っていましたね。
落ちがわからないズレ系ですか。

No title

> novel1dayさん
ズレ系というか、こっそりと先の読めない展開ですね。。。あまり癖がないので、サクサク読めるところが一般受けしていいのかもしれません。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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