〈人類暗号上・下〉フレドリック・T・オルソン

これも何かの書評を読んで面白そうと思って図書館予約をとった本。
なんて書いてあったのかは思い出せないのだけれど。。。(笑)
自殺したウィリアムが一命をとりとめた病院で何者かに拉致されて、そこで奇妙な暗号文書を見せられて解くように命じられる、という出だしはなかなか意外性があっていい展開。
拉致した組織はいったい何を解かせたいのかというワクワク感で上巻はサクサク読めます。
ただこの暗号が何の暗号なのか、わかるところでちょっと腑に落ちないというか、果たしてこんなものを解読できるものなのだろうかと、何かもやもやしたものを抱えつつ、物語は突っ走る(笑)
読者はどうも曖昧なまま首をかしげ、それでもそうなのかもしれないと納得しながらその様を見守るといった具合(笑)
下巻はウィリアムとその拉致された施設で同じくとらわれていた女性との脱出劇を主に描いていて、巷がパニックになっているであろう肝心なところをおざなりにしているので、どうもピントが外された感覚がして、読みたいところが読めないジレンマに陥りました。
2人が逃げたところが阿鼻叫喚のパニックになっているとかそういったのが読みたかったのに。。。
それに、ちょっとここだけの話だけれど、どうも、この人、文章がへたくそのような気がする(笑)
経歴を見たら、脚本を書いていてこれが小説デビューと書いてあったから、たぶん私の勘は合っているとおもう(笑)
ラストの解決はそれなりに考えたものだけれど、どうも暗号のところが、そうなのかな?と引きずる(笑)
読み終わった後も、もやもやが晴れない小説かも。。。

2015年6月発行 早川書房 ★★★
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Secre

No title

痒いところに手が届かないような小説みたいですね。文章がいただけないほど読みづらいものじゃないですよね^^。

No title

こんばんは。
ちょっと残念な作品だったのでしょうか。
読者にそうなのかな?と疑問を持たせてしまうのも頂けない感じですね^^;

No title

> チルネコさん
もうちょっと工夫すればもっと面白くなるのにという感じで読んでいました。読みづらくはないんですけれど、言葉が足りない感じで。。。

No title

> Puffさん
背景とか展開は面白いんですけれど、やはり肝心かなめの暗号が説得力に欠けるというか言葉が足りないというか。。。何も考えないで読めばいいのかもしれないけれど。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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