〈夏の沈黙〉ルネ・ナイト

驚異の新人のデビュー作と帯で謳っていますね。。。
東京創元社が文庫ではなく、単行本でこの本をぶち込んできているので、期待の表われがそこからもビシバシ感じとれるかも。。。
あらすじは、引っ越し先で手にした見覚えのない本が、自分の過去に起きた誰も知るはずのない秘密について暴き出していた、というもの。
さすがになかなか興味の引く良い出だしで、この過去に起きた秘密というのが、いったいなんであるのか読み手はそれが知りたくてページをめくらずにいられない。
ただ途中、徐々に真相がわかってきたところで、文章力がもたついてきて安易な展開になってきたので、やはりここのところが新人さんといった感じで、いまいち深い話にならなかった感じもする。
安易なところにオチていったと思っていたら、変態オチ(笑)を経て、また安易な方向にといってしまったので、最後まで緊張感を持たせてほしかったような気もした。
最後のほうで、なんとなく登場人物たちが薄っぺらくなってきたのも熟練の技がないからかもしれない。
こういうところは新人さんだから仕方ないのかもしれないけれど。

2015年5月発行 東京創元社 ★★★
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Secre

No title

その仕方のない新人さんに、あの創元社がどんな期待をかけたんでしょう。(そこが真のミステリー?謎解きは誰の役目になるのでしょうか)

No title

> イカダさん
世界各国で評価されているので期待したのでしょう。ミステリーとしてはとても面白いと思いますが、ちょっと人物の感情が安直な感じもしたので、そこがマイナスかも。。。

No title

発売前に25か国が出版を決定した驚異の新人だそうですね。ページ数はどれくらいですか?
人物表現に奥行を作ろうとしたら、さまざまなエピソードを盛り込んでいく方法もありますが、そうなるとキングのように無駄に長くなっていく可能性もありますね。なかなか面白そうなネタのように思えますね。大長編になりそうな。何分冊かにわかれて。あ、文学作品ではないんですよね。

No title

> novel1dayさん
大長篇ではない感じです。途中、人物が安易な方向に行くのがアレですけれど、導入部が面白いのでそれで良しとしなくてはといった感じです。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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