〈火星に住むつもりかい?〉伊坂幸太郎

伊坂幸太郎にしては、らしくない題名だけれど、やはり宇宙の話じゃなかった(笑)
それでも警察が暴走していく架空の日本のお話と言うことで、かなり特殊な世界かもしれない。
この世界で暮らせないならば、火星に行くしかないと言うのがタイトルの意味ってことでしょうね。
その暴走する「平和警察」に、いったん危険人物として逮捕されれば、あとはもう何をいっても、民衆の前でのギロチンの刑に処せられる。
ちょっと、独裁国のようなノリな世界で、正義の味方が現れて。。。といった話。
なんとなく胸のすくような話を期待したのだけれど、あまりすっきりしない感じがして、う~ん。。。
それでも映像にしたら、面白い話にはなりそうな予感がする話ってことで(どういう話だよ)、ま、いいかなという感じでしょうか。。。

そういえば、前作の阿部さんとの共著の「キャプテン・サンダーボルト」のネタだった、東京大空襲のときに、3機の米軍の飛行機だけが東京に行かずに仙台、山形にまたがる蔵王連邦の「不忘山」に墜落したと言う謎の話は実話だったんだと、この夏の戦後70年特集を観て思いました。
観ていて、あれどこかで聞いたようなエピソードだと思ったら、キャプテン・サンダーボルトでした。
そのあとの蔵王でのことはフィクションでしょうけれど。。。(笑)

2015年2月発行 光文社 ★★★☆
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Secre

No title

公開処刑。見ている民衆は喜んで、囚人には怒号と罵声。なんでしょうか。それとも陰鬱な顔で沈黙の中での斬首でしょうか。
その描写によって作品の意図も違ってきそう。

No title

> イカダさん
珍しいもの見たさと、よろこびいさんでいるのが半々というところでしょうか。でも珍しいもの見たさの人は処刑されるまえに現場を後にされるかたが多いといった感じです。

No title

こういう設定で正義の味方っていうとどうしても怪傑ゾロみたいのを想像するんだけどその辺はどうなんでしょうか?(笑)

No title

> びぎRさん
バイクでやってくるので、仮面ライダー?(笑) 正義の味方は意外な人なんですけれど、そこの辺の説明がちょっとウザかったりしました。。。

No title

なんだか映画化を狙ったようなプロットですね。
この手の話はいろいろあると思います。独裁国に現れる正義の味方!うーむ。。
それよりも本当に火星に生命体がいるかどうかを調べるほうが、将来の移住計画のためにも必要なことかもしれません。
水爆が爆発したあとの大気の様子に今の火星がそっくりのようです。
昔、誰かが水爆を火星にぶちこんだのかもしれません。。

No title

> novel1dayさん
正直、映画化するのは奇をてらいすぎて今の時代では無理そうな話ですけれどねえ。。。(笑) 宇宙も一日くらいで移動で来たらいいんですけれど、何年も何十年もかかっては、生物がいるのかどうか調べに行くのも骨が折れそうです。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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