〈図書館奇譚〉村上春樹

本書はドイツ人の女性画家であるカット・メンシックが挿絵を描いて、本国で出版された日本語版だそうだ。
なんでも世界のデザイナーやイラストレーターが創作意欲を湧くのが「図書館奇譚」だそうで、いまもアメリカやイギリスでの挿絵つきの本の出版が待機しているらしい。
話の内容は本当に短篇といった趣で、いままでなかったはずの図書館の地下に主人公の男性が階段を下りていったことから不測な事態に陥るというもので、本当に単純明快な話なのだけれど、登場人物がいちいちアクの強い人たちなので、これが絵を描く人たちにとっては、いろいろと自分の創造力で冒険できて面白いのかも。
お話としては、これで終わり?という感じだけれど、羊男がどうなったかとかは読み手に想像させるのが良いのかもしれない。
とりあえずは、あちこちの図書館でこのことは行われているということなので、いままでなかったところに地下に続く階段が見つかっても、決して下りない方が良いということだけはわかりました(笑)

2014年11月発行 新潮社 ★★★☆
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

No title

奇譚にはそそられますね~~。しかも図書館!!
苦手な村上春樹でも読みたくなります(笑)。

No title

> めにいさん
良く考えると、凄くグロいんですけれど(笑)、それはここにいるとこうなる、みたいな話なので上手い具合にグロくならないんです。

No title

村上春樹の作品で挿絵の力が試されるっていうのはなんとなくわかる気もします。
私の行きつけの図書館には今のところ地下室はなさそうですが、気を付けることにします(笑)

No title

> びぎRさん
かなりアクのある登場人物たちなので。。。特にこの作品では羊男かな。。。
そうそう、図書館ではどこでも行われていることなので気をつけたに越したことはないかも。。。(笑)

No title

こんばんは。
面白そうですね。
図書館の地下室、気をつけなくちゃ^^

No title

村上春樹っておもしろいのか~・・・・^^;)
翻訳者になったのを読んだだけでした。
図書館の地下室・・・・ガクガクブルブルって感じと
過去の名作が満杯!(読子がすんでたり・・・R.O.Dより)
って感じで、怖さとあこがれ?が半ばです・・(汗)

No title

> Puffさん
サラリと読める短編でした。図書館に地下室への階段が見つかったら気をつけましょう。。。

No title

> toll-npcさん
村上春樹はどちらかというとファンタジーな作風なので、この世界観にはまれる人はかなりどっぷりと浸かるみたいな感じです。

No title

羊男のイラストは意外と邪悪な感じですね~
ホントはいい子(?)なのに(笑)

No title

> びぎRさん
羊男をどう描くかで、イラストレーターの技量が試されそうですから、いろいろと頑張った結果なのかも。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR