〈カウントダウン・シティ〉ベン・H・ウィンタース

「地上最後の刑事」の続篇で、ついに小惑星衝突まであと七十七日というところまで来てしまっているのが本編であります。
カウントダウンな終末世界で、またまた主人公がお金にもならない、夫の失踪事件を追うはめになります。
この終末世界では、生きているうちにやりたいリストを抱えていなくなってしまう、失踪者はありあまるほどいて、失踪者を捜すことは困難にもかかわらず。。。
物資が不足して営業できなくなった新聞の最終版や、学生グループが大学の敷地を占拠して自治を行っていたり、小惑星が落ちる場所がインドネシアということで少しでも離れたアメリカを目指す人々がいたりと、終末に向かって細々としたアイテムが読み手に終末観をいやでも植えつけさせようとするので(笑)、失踪した人間を捜すだけでも読ませてしまう何かがあります。
その一見、普通な人捜しも、先に行くにつれて展開の見えない展開になってきて、しかも結果的には、やはりこの世界でなくてはならない動機付けがあって、ここのところも終末世界を上手い具合に使っているな、と思いました。
つぎがラストのようですが、いったいこの世界がどうなってしまうのか。。。
そういえば世界が滅びるのが十月三日なんですが、よりによってなんで私の誕生日か~と(笑)
やはりこの小説、不吉すぎる(笑)

2014年11月発行 早川書房 ★★★☆
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Secre

No title

図書館で調べたら誰も借り手がいない状態でした(笑)。早速読んでみます。

No title

小説の中で世界が滅びるのが自分の誕生日ってメッチャ不吉ですね(苦笑)
ただでさえ内容的に不吉なのにwww
ですが、こういうお話ってかなり興味深いんですよね~。
いずれ自分達にも起こりかねない災厄ですからね。

白月もこれ探して読んでみよう!と思います^p^*

No title

やりたいことリスト持って失踪。

つまり今一緒に居る人のことを全然大切に思ってない。と言うことになりますね。
そんなダンナ、探すことないのに。

No title

> めにいさん
うちのほうはどうだろうと思ってみたら1人並んでました。。。(笑)

No title

> 白月 光菜さん
不吉すぎてなんでこの日に設定したのかと文句を言いたくなりました(笑) 実世界ではこの先、何もないことを祈ります。。。

No title

> イカダさん
こういった世界だからそこ、自分がやらなくてはという使命みたいな狂気に陥る人がいるんでしょう。。。もしこういう世界が来たら、お金をすべて使って何もなかった日には大変なので普通に暮らします、私は。。。(笑)

No title

藤中さんの誕生日に世界が滅びるってフィクションでも不吉で嬉しくないですよね~。
図書館でチェックしてみます。ただ今、うちの図書館休館中でネット検索もできない状態です(><)

No title

この物語は世界が滅びて終わるってことなんでしょうか?最終的にどうなるのか結構気になるんで読みたくなってきました。

No title

> Puffさん
365分の1の確率の宝くじの当たりを引いたなら良かったんですが。。。(笑) いまどき休む図書館が多いですね。わたしのほうは2月と聞いてます。

No title

> びぎRさん
滅びる前に何かがあるのかないのかがこれからの読み所でしょうか。ここまでいったら小惑星がそれるのは無理っぽい感じですが、それたらそれたで暴動がおきそうです(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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