〈ルクセンブルグの迷路〉クリス・パヴォーネ

本年のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の新人賞のノミネート作品のようです。
発表が5月というから、取れても取れなくてもいいように?先取り的に出版したという感じかも。。。

夫の仕事の都合でルクセンブルグに移住することになったケイトは、これを契機に夫には内緒で今まで勤めていたCIAから足を洗うことを決意する。
移住早々、ルクセンブルグでマクレーン夫妻に出会うが、親しくなるにつれてこの夫妻から何か怪しげな気配を感じ取る。
元CIAのケイトを探っているのか、それとも夫のことを探っているのか。
やがてケイトは意外な事実を突きとめるのだが。。。

ケイトひとりがやたらと騒いでいるかのような前半部分は、あまり動きがなく、読むのが進まなかったけれど、後半になってからはかなり読ませた。
でもケイトが元CIAでなかったら、気づくことなく終わってしまったような話って感じもする(笑)
しかもラストに至っては、登場人物たちがテーブルについて井戸端会議的に話を進めていって、これでもかこれでもかと説明しながらのどんでん返しをしてみせるんだけれど(笑)、もうちょっと何かしらの動きが欲しかったような気もする。
ま、テーブルの下で、お互い拳銃で狙いはつけていたようだけれど。。。(笑)
どんでん返しは見事だけれど、話の構成が悪いので、これはちょっと新人賞は無理なんじゃないかなと、個人的には思うけれど、逆に取ったりして。。。
そういえば、ルクセンブルグって、神奈川県ほどの大きさらしい。
とても国じゃないな。。。(笑)

早川文庫 2013年2月発行 ★★★☆
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

No title

深読みしたばかりにトラブルに巻き込まれることって実際ありますよね。
鈍い方が結局平穏なのかもしれない。
そういう実例があるなら神奈川県も独立国家になれるってことかな?(笑)

No title

バチカンなんて一つの市クラスの広さでしょ。だからまだ県クラスの広さがあるなら胸はって、国です。と、言えるかも

No title

びぎRさん。この作品は、不思議とこれといったことが何も起こらないので、想像だけで進む感じです。現在進行形で話を進める形なのに。。。
神奈川は別に日本から独立しなくてもという感じですから。。。(笑)

No title

タヌキさん。バチカン。。。あそこは特殊ですから。。。(笑) 竹島や尖閣諸島も独立国家にしたほうが争いがなくていいかも。。。

No title

大阪市役所だけを一つの独立国家にしてほしい。そこだけ敷地を区切る。塀で囲むか溝を掘る。関西人として、自分はちょっと維新の市長が気に食わない。大阪を特別区にするなんて、これじゃ市民じゃなく区民になってしまう。。
まあこれはどうでもいい冗談ですが、話は構成がよくても面白みは、どこかで読んだようなものとかだと、冒険心がない。一方、基本路線をきっちり踏襲しても、面白いと感じさせるにはどうしたらいいもんですかね。。こうした結論にしたいからキャラクターを元CIAにしたという感じの配役は頂けません。

No title

ノベルさん。どちらかというと、朗読劇という感じだったので、評価がいただけない感じでした。もうちょっと事件と同時進行的に構成をし直せば、凄いものになったかも。映画化になるなら脚本の力の見せ所かもしれない。

No title

こんばんは☆
前の務めていた会社にルクセンブルグに支店があって、時々電話会議をしましたので、ちょっと興味あります。かなり小さな国ですね。ふふふ、読んでみたいです。

No title

Puffさん。前に務めていた会社でルクセンブルグと電話会議ですか。凄くワールドワイドな職場でしたね。。。ルクセンブルグってあんなに小さい国だとは思いませんてせした。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR