〈シャドウハンター灰の街上・下 硝子の街上・下〉カサンドラ・クレア

海外もののシリーズものって、読みっぱなしでついつい忘れてがちになってしまうんですが、このシリーズもそのひとつ。
この作品はヤングアダルト系の話なんですけれど、前作の「シャドウハンター骨の街」は、「トワイライト」な作品と一線を画すような骨のある話だったので、つづきも読みたいと思っていたんです。
でもすっかり忘れていて(汗)、気がつくとシリーズ3まで出ていたので、びっくり仰天、慌てて借りました。

このシリーズは普通の16歳の少女クラリーが、母親が失踪したことから、何者かに襲われ、自身の秘密を知るといったのにプラスして、その昔、天使ラシエルが最初のシャドウ・ハンターに与えた三つの賜宝のうちの二つを手に入れたヴァレンタインとの戦いといった構図になっています。

ヤングアダルト向けながら、かなり凝った設定で、ヴァンパイアに狼男、妖魔といったのに加えて、兄×妹、男×男といった禁忌な要素(笑)も絡めて展開するところは、ちょっと日本の少女漫画といったおもむきかも。
それもそのはず、主人公のクラリーは漫画を書いていて、9歳の少年に日本の漫画の読み方なんておしえたりする(日本とアメリカは本を開き方が逆なんですよね)
しかも日本の漫画の話題が会話に盛り込まれていて、「ナルト」はともかく、「天使禁猟区」なんてマニアな漫画まで話に出てくるので、きっとカサンドラ・クレアさんって日本漫画おたくなんだろうな、なんて思ってしまう。
カサンドラ・クレアさんが日本人に生まれていたら、きっと売れっ子少女漫画家になっていたかも(笑)
漫画的面白さのこの本、キャラ立ちまくった美少女、美少年がわんさか出てくるので(笑)、アメリカのティーンエイジャーに熱狂的に支持されているのがわかる。
とりあえず本編ではヴァレンタインが死んでしまっていったんは終わりって感じけれど、まだ続篇があるってことは、ジョナサンあたりが今度、復活なんでしょうか。。。?

東京創元社 2011年9月発行 ★★★☆

東京創元社 2012年7月発行 ★★★☆
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Secre

No title

先日、本屋のジュニアコーナーに久しぶりに行ったら、読んでいたシリーズの新刊が出ていました。間をおいてしまうと本当に億劫になってしまいます。守り人やゲド戦記は苦にならないというよりは読み返すのが喜びだったのですが・・・作品のせいか、こちらの年齢のせいか微妙なところです(笑)。
この本、舞台はアメリカなんですか?

No title

めにいさん。アメリカのニューヨークなんですが、この巻ではほとんどシャドウハンターの国?のイドリスというところが舞台です。美男美女が跋扈する、ちょっと恋愛を前面に出した「ハリー・ポッター」といったところな感じです(笑)

No title

そう考えると日本の漫画っていうのはまさに世界に誇れる文化なんですね。
タイトル的には平井和正っぽい感じもしますけど(笑)

No title

びぎRさん。漫画やアニメではたぶん日本がトップなんじゃないでしょうか。おたく文化でもっと日本の経済を良くできるかもしれないのですね。

No title

こんにちは☆アメリカのティーンエージャーに熱狂的に支持、、、私は苦手かも^^;

No title

Puffさん。なんとなく少女漫画のノリを彷彿させるのでティーンエイジャーに人気なのがわかります。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司をよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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