〈ブラックアウト〉コニー・ウィリス

この本はシリーズらしいということを図書館から来てから知ったのですが、前のシリーズを読んでいなくても、なかなか楽しめたので、前のシリーズも読んでみたくなりました。

タイムトラベル技術を大学が研究目的で管理している2060年。
史学部生3人が第二次世界大戦下のイギリスに送り出される。
3人はそれぞれ、目的の現地調査をするが、思いもよらぬ事態に巻き込まれてしまう。。。

現代人が過去に行って巻き込まれてしまうという、タイムトラベルの王道みたいな話ですが、目的地の行きたいのに邪魔が入って行けなかったり、帰りたいのに邪魔が入って帰れなかったり、逢いに行こうとすると、すれ違ったり(笑)と、ヤキモキする展開がなかなか読ませました。
そして、だんだん史実と微妙に違ってくる終盤は、いったいどうなってしまうのかと一気読み状態。
でも、この本で完結ではなくて、8か月後に出る「オールクリア」で完結ということで、恐怖の引きというか、お預け状態。
8か月、この謎を抱えたままはちと辛いかも。
とりあえず、どうしてこうなってしまったのか、続篇がでるまで自分なりに検証しよう。。。

イシカワ博士の説が本当になったのか?
VEデイ(欧州戦勝記念日)に誰が調査に行くのか知りたがっていたポリーが何かをしっているのか?
25歳のポリーに恋焦がれる17歳のコリンがタイムトラベル的な小細工をしたのか?

と、読み返してみたら、自分なりの伏線が三つあった!
他に1940年の人物と1944年の人物がどのようにリンクするのか(一部はしているような気がするけれど)
ポリーに新聞紙を貸してあげた老紳士は何者?とか(わざと怪しくしているのかもしれないけれど)
ラストの人物はいったい誰とか、8か月後まで謎を覚えていられるだろうかと心配ですが(笑)、期待にそえる良い解決をしてもらいたいものです。

早川書房 2012年8月発行 ★★★★
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Secre

No title

これは~~。以前読んだこの著者の「犬は勘定に入れません」の続編になるんですね。続編があるとは知りませんでした(笑)。
あれも結構ハチャメチャでその割に面白かったので、ぜひ読んでみたいと思います。

No title

連作ということで一応トラバしておきますね。

No title

めにいさん。なんかそうみたいですね。この本で第3弾なので、「ドゥームズデイ・ブック」「犬は勘定に入れません」を読まねば。しかし図書館に「犬は勘定に入れません」がない。。。(ガーン)

No title

久々にタイムとラベル物を読んで頭開放したいような。。おもしろそうですね。

No title

ノベルさん。なかなか面白かったです。キャラ良し、ストーリー良し、でサクサクいけます。

No title

「ブラックアウト」はなんかハードボイルドな感じで「犬は勘定に入れません」はほのぼのって感じで、シリーズものとは思えないほどタイトルに温度差がありますね~(笑)
タイムトラベル物は好物ですし、舞台となる時代も第二次大戦下とこれまた好物、なかなか面白そうです。

No title

びぎRさん。「犬は勘定に入れません」はタイトルがユーモアミステリっぽいですよね。しかしタイムトラベルネタをこれほど書いて、まだ読者を読ませるって凄いです。第三弾になると、ワンパターンになりがちですが、それがないのは見事かも。。。

No title

こんばんは^☆
これはなかなか面白そうですね。図書館でチェック~~~^^

No title

Puffさん。こちらはタイムトラベルといっても、なかなか考えたものになっているので面白いです。強くお薦めです。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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