〈13時間前の未来上・下〉リチャード・ドイッチ

タイトルからしてタイムトラベルものという感じで、何やら面白そうなオーラを放っていたので、即、図書館予約しました。
著者は2006年に「天国への鍵」でデビューして、日本ではまだあまり知られていない感じですが、著者の写真をみたら、すごくイケメンなので(笑)、これから注目されそうです(笑)

最愛の妻、ジュリアを殺され、自分はその容疑者として警察に逮捕されてしまったニックのもとに、謎の初老の男が現われ、金の懐中時計と手紙を渡される。
「きみには十二時間ある」といい、もしジュリアを救いたかったら、この取調室から外へ出て、手紙を読めという。
ニックはなんとかここから出ようと、警察官から拳銃を奪う。。。

冒頭から、第一章ではなく、第十二章から始まるので、それだけでもタイムトラベルものって感じで、ワクワクします(笑)
メインのタイムトラベルも、1時間前に跳んで、そこで1時間だけ過ごせ、今度は2時間前に跳んで、そこで1時間過ごし、それを12時間前まで繰り返すというアイデアのタイムトラベル。
このアイデアだけで、もう、この小説は成功したようなものかも。
時間を遡って妻の死を阻止するだけでなく、その死の原因になったことも取り除かないと、結局は妻が死んでしまったり、それに関わった別の人物が死んでしまったりと、うまい具合にいかないので先の読めない展開。
なので、また1時間前に遡って、次の手を考えるという展開がけっこう楽しめました。
ジェット・コースターノベルと銘打ってあるけれど、まさしくそんな感じ。
読み出したら、とまらない面白さで、なんでそんな時間のさかのぼり方をするのかなど、難しいことは何も考えずに(笑)、ただ楽しむにはうってつけかも。

新潮文庫 2011年3月発行 ★★★★

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51roem2ItUL._SL75_.jpg13時間前の未来〈上〉 (新潮文庫)
読了日:06月03日 著者:リチャード ドイッチ



http://ecx.images-amazon.com/images/I/51tvH5jcypL._SL75_.jpg13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)
読了日:06月05日 著者:リチャード ドイッチ



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Secre

No title

タイムトラベラーが何をしても歴史の連鎖が変わらない、時間の反発力。最近このテのネタでは主流になった感じですが、そこへチャレンジとは意欲作みたいですね。

それにしても最愛の妻を殺された夫が容疑者で逮捕・・・・警察って、だいたいの物語では悪役扱いが多い感じです。

時計くれたのは誰なんでしょう・・・・本人?????

No title

どうして1時間前にしか戻れないのかしら?すごく興味があるわ。
ここまでひきつけるっていうアイデアは、確かにアイデアだけで成功という感じね。

No title

イカダさん。タイムトラベルものは、けっこうやりつくされていますけれど、このネタでも、アイデアのあるタイムトラベルなので、なかなか面白いんです。時計をくれたのが誰かが、この話の要となっています。。。

No title

めにいさん。そこのところが謎なんですよ(笑) 映画化になるので、そちらのほうにタイムトラベルの秘密が、とも思うけれど、もしかしたらそのネタで続篇を書くのかもしれないです。

No title

こんばんは~♪
ジェット・コースターノベル、面白そうですね^^その上、イケメン!読んでみたい!ポチ☆

No title

第十二章から始まると乱丁だと思っちゃうかもしれませんね~(笑)
時間物は好物なのでチェックしておきます。

No title

Puffさん。ほんと読み出したらとまらないですよ。著者は中年イケメンといったところでしょうか(笑)

No title

びぎRさん。最初に乱丁じゃないとそう断り書きがあるので、大丈夫でした(笑) タイムトラベルの仕方も面白いし、けっこう展開読めないので、お薦めします。

No title

色々とやりつくされている感のあるアイディアでも、まだまだ、創作可能と思わせてくれますね。藤中さんの文章からも、ワクワク感が伝わってまいります^^

No title

タバさん。ちょっとしたアイデアがものを言うといった感じでしょうね。これからもタイムトラベルものはいろいろなカタチが出てきそうです。

No title

読みました。主人公と一緒で、最初はこの制約にかなり戸惑いましたが、慣れていくにしたがって夢中になりました。
戻るたびに驚きがあって、最後はあの事故も解決するのだろうとは思っていましたが、それ以上にいろいろと驚愕の事実がありましたね。

No title

めにいさん。こういったタイムマシンの制約も、うまい具合に波乱な展開にもってくると、読み手もワクワクしますよね。これはそういった意味では成功でしたね。遡るたびに真実がわかってくる展開は上手い!の一言でした。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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