グイン・サーガ外伝22〈ピプノスの回廊〉栗本薫

著者がお亡くなりになって2年近くが過ぎたので、もうオリジナルの出版はないものと思っていたところ、外伝が出版されるとの報が。。。
とはいっても、だいたいはグイン・サーガハンドブックに載っていたものですけれど、アニメDVDの特典の〈前夜〉と、グインの出生の秘密がわかる〈ピプノスの回廊〉などは、まさにサプライズといったところでした。

【前夜】
グイン・サーガの物語が始まる、まさに前夜のパロのリンダたちの物語。
これから何かが起きる、不安と期待みたいなものが上手く表わされていて、とても体調が悪い中で書いたとは思えないほどの出来。
【悪魔大祭】
何者にも従わぬ吟遊詩人のアルマンド。やがてその存在はパロの闇の王ドルス・ドリアヌスの知るところとなるのだが。。。
パロの闇王朝といえば(パロスだったっけか)、〈カローンの蜘蛛〉とかのトワイライト・サーガ。たしかこの作品では遺跡となっていたような。。。結局、天野氏の、表紙の王子の後ろ姿に何があるのかは見られずじまいだった。でもここらでちょっと再読してみたくなったかも。
【クリスタル・パレス殺人事件──ナリスの事件簿】
ナリス様(笑)が解く事件もの。
ここで若かりしヴァレリウスが名前を覚えてもらったらしい(笑)
【アレナ通り十番地の精霊】
おなじみの〈煙とパイプ亭〉で、ひとつの命が生まれ、ひとつの命が消えようとしているときに、ダンの前に現われた精霊とは。。。?
代々、脇キャラ道を究めんとする、尊い一家の決心というところでしょうか(ちがうか?(笑))
【ピプノスの回廊】
見知らぬ場所で目覚めたグインが眼にしたものは。。。?
ランドック、アウラなどの、グインの過去の謎はこれでだいたい解けたと思うので、ちょっとすっきりした(笑)
ピプノスの術を施したとされるグラチー?に感謝かも(笑)
【氷惑星の戦士】
グイン・サーガが生まれるきっかけとなった作品。
プラチナブロンド、スミレ色の眼、黄色っぽく光る虎のような眼の戦士とかのアイテムがそれっぽいかも。

ということで、どうやら、5月からグイン・サーガ・ワールドが刊行されるようです。
著名作家たちによるグイン・サーガも楽しみですが、未完の「ドールの花嫁」も楽しみ。
なんだかんだとグインの世界は、誰かの手によって書き継いで行くのかもしれないですね。

ハヤカワ文庫 2011年2月発行 ★★★☆

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kz1ad01eL._SL75_.jpgヒプノスの回廊―グイン・サーガ外伝〈22〉 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:02月20日 著者:栗本 薫



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Secre

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こんにちは。外伝が出たのですね。それはビックリ!本編の方も随分遅れてますが、外伝の方はもっと読んでなくて、15,6巻あたりで止まったままです。本編を読了したら外伝に行って、それからまた本編を1巻から読んでみようかなと思っています。こうなると作者にとってだけでなく、読者にとってもグインはライフワークですね。グインの世界を生んでくれた栗本氏に、改めて感謝の気持ちです。

No title

これからいろんな作家さんたちが、グインサーガを語り継いでいくのでしょうね。ハヤカワの企画力はさすがですね~~。

No title

さにーさん。ランドック、アウラの謎も解けて(たぶん)、本当にびっくりといった感じです。よくぞこれを残してくれた、の外伝で、本当のラストに相応しい出来かも。1から読み直すのもいいですね。私は19巻あたりでストップのままです。とりあえずは私は昔懐かしい、トワイライト・サーガを読み返していますが。読者にとってはまだまだグインの世界は不滅のようですね。

No title

めにいさん。これだけのちゃんとした世界を栗本氏は創ったのだから、この世界を使って、読者が色々と想像をふくらませれば何かが出来そうです。そのなかから、この物語を続けてくれる作家も出てくるのではないかと思われます。

No title

長編書いてると、ストーリーに盛り込みようのないエピソードがさぞかしごちゃごちゃ思い浮かんできたんでしょうね。

まだまだ早すぎた最期。もし時間があれば、どんな物語をつむぎだしていたんでしょうね。

(まあ、どれも読んだことないですが)

No title

イカダさん。いろいろと想像力豊かな方だったんでしょう。でないと正編120巻プラス外伝22巻、その他もろもろの著作も書けません。。。
健康で時間があったら、舞台やヤオイと(笑)、またいろいろと手を広げて、グインはまだ100巻にも達していなかったかもしれません。

No title

ピプノスの回廊の内容はなかなか衝撃的でしたね。これを踏まえてグインのクリスタルでの記憶書き換えを読むとまた違った感触なりそうです。
「ドールの花嫁」って誰の話なんでしょうか?シルヴィア?

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びぎRさん。グイン正編が中断してしまってから読んだからか、ピプノス~の内容はほんと衝撃的でしたね。そうなると古代機械とグインとの関連はどうなるんでしょう? あの機械でグインが飛ばされたとしても、もともとパロにないといけませんし。。。「ドールの花嫁」ってシルヴィア以外見当たりませんけれど、もしそうなら、ちょっとゲンナリかも。。。(笑)

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お亡くなりになってもう2年とは、時の流れは速いですね。
私もちょっと読んでみたくなりました☆ポチ!

No title

Puffさん。ほんと、速いですね。阪神淡路大震災からも、もう16年ですから、時の経つのはあっという間です。忘れた頃に読むとまた違う発見が出来そうです。

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やっと読みました^^;
TBしときますー

No title

toll-npcさんって、忘れた頃(笑)にやってきますね。
TBどうもです。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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