〈バウドリーノ上・下〉ウンベルト・エーコ

あの、〈薔薇の名前〉のウンベルト・エーコなので、新作は外せないのだけれど、そのあとに出た〈フーコーの振り子〉〈前日島〉と、どうもいまひとつな感じだったので、これもおっかなびっくり(笑)図書館予約をとってみました。

農家の子に生まれた、ほら吹きのバウドリーノは、その物怖じしない物言いで、神聖ローマ皇帝フリードリヒに気に入られ養子となった。
そのバウドリーノが語る数奇な人生を虚実を織り交ぜて描く。。。

はっきりいって、中世ヨーロッパの予備知識がないからか読むのに苦労してしまった。
なので、「薔薇の名前」のような謎めく展開を期待すると裏切られるかも。
でも、お堅い感じではなく妙に読みやすいので、この時代のことを少しでもわかっていたら、面白いのかもと思ってしまった。
まだまだ修行が足りないみたいです(汗)
私にはいったい何が起きているのかわからない上巻をなんとか読んでいくと(笑)その終わり頃に、なにげに起きる密室殺人にようやく目覚め、おおっと。
しかも、それと同時に、聖杯がなくなってしまうという展開。
そこのところは読ませるんですが、下巻もまた何が起きているのかわからないまま読んでいると(笑)、最後の方に、密室と聖杯の行方の謎が解けてびっくり、これはミステリだったのか。。。(笑)
結局、この小説は、犯人当てと聖杯探しの話だったのかと、そのとき思った次第です(ま、それだけではないでしょうが、私にはそれしかわからなかった(笑))
密室殺人については、なんで遺体を川に流す?みたいなことを思っていたので、なんとなくわかってしまったけれど。
でも聖杯探しは、あっ、なるほどと、かなり不意をつかれてしまったので、途中まで何が起きているのかわからなかったけれど(笑)、これですべてが許せる、みたいな感じになりました(笑)

岩波書店 2010年12月発行 ★★★

http://ecx.images-amazon.com/images/I/61NbtvCGiwL._SL75_.jpgバウドリーノ(上)
読了日:01月20日 著者:ウンベルト・エーコ



http://ecx.images-amazon.com/images/I/612hOibquuL._SL75_.jpgバウドリーノ(下)
読了日:01月21日 著者:ウンベルト・エーコ



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No title

中世ヨーロッパなんて、専門家じゃないとわかんないかも、あーでも向こうの人にすれば歴史の授業で習うことばかりかもしれませんね。だとしてもそんな授業受けていない私達には敷居が高いお話ですね

No title

『時の彼方の恋人』と言う小説なんか割と詳しい感じなのと、最近の映画(例えば少し前のロビンフッドとか)でも結構考証してるけど、なんかヨーロッパって、一昔前の日本人がイメージしてたのと全然違うんですね。

No title

タヌキさん。そうそう、たぶん、地元では誰でも知っていることなんでしょうが、日本人にはちょっと敷居が高いです。そういえばこの著者は中世ヨーロッパの専門家だったような。。。

No title

イカダさん。中世では農家の子供でもローマ皇帝にお近づきになれるんでしょうね。そこのところはたぶん創ったものだと思うけれど、キリストの聖杯を絡めたお話は中世ヨーロッパという感じです。

No title

上下巻とも最後の方まで我慢の読書ですか … 私には無理かも。。。
〈薔薇の名前〉はやっと予定リストの5番目まで来ました。

No title

びぎRさん。何かしら面白いことがあるのではないかと、思って読んでいるので。。。とはいいつつ、読みやすいことは読みやすいので、ただ単に好みではなかったのかも。ちゃんと順番にリストを書いてあるんですね。私はもうテキトーなので。。。(笑)

No title

これは、私には楽しいかも。
中公文庫「世界の歴史」の何巻目だったか、西ヨーロッパの中世を描いた巻は面白かったですよ。

No title

めにいさん。史実を織り交ぜての物語なので、たぶんいろいろと知っているほうが、楽しめるかもしれません。案外サクサク読めるんですよ。

No title

最初は苦労しましたが、後半は返却日にせかされているせいもあって頑張りました(笑)。
楽しいけれど、かなり皮肉も効いているような作品でしたね。

No title

めにいさん。このころの歴史を熟知しているのなら、面白さもわかると思うのですが、私にはどうもちんぷんかんぷんでした。ミステリ部分は驚きましたが。

No title

中世ヨーロッパの予備知識がないと面白く読めないかもですね^^;
微妙~~--ポチ!
震災前の記事まで遡ってみました☆

No title

Puffさん。史実がわからないから、どこが作り事だかわからないんです(笑) ちょっいと勉強しなおした方がいいかもしれないです。。。(笑)
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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