〈黒猫オルドウィンの冒険─三びきの魔法使い、旅に出る〉A・J・エプスタイン&A・ジェイコブスン

2人は映画の脚本家ということで、この本は早くもソニー・ピクチャーズで3Dアニメ化が予定されているということです。
共作ということで、2人は数ヶ月同じ部屋にこもって、文のひとつひとつ、単語のひとつひとつまで一緒に考えたらしい。
これって、感覚や考え方が同じでないとできないワザですね~

親を知らない野良猫のオルドウィンは食べ物をくすねて、追っ手から逃げる途中で、ペットショップに逃げ込む。
けれどもこのペットショップ、どうやら普通のペットショップではないらしい。
なにせ、ここにいる動物たちは皆、不思議な力をもっているのだ。
それもそのはず、ここは魔法使いが相棒とするペット「ファミリア」を売る、ペットショップだったのだ。
オルドウィンは念力猫の「ファミリア」に勘違いされ、魔法使いの弟子のジャックに選ばれてしまう。
何の力も持たないオルドウィン。
けれどもジャックと離れがたい絆で結ばれ、ついつい普通の猫だと言い出せずにいた。
ところがある日、ジャックたち弟子3人がさらわれてしまう。
オルドウィンは他の2匹のファミリアたちと、3人を捜す旅に出る。。。

魔法使いの相棒のペットは、本来なら何かしら力を持ってなくてはならないのに、何の力ももたない猫が魔法使いの相棒になってしまう。。。ということで、この設定だけでもなかなか考えたものになっています。
力がなくても、偶然にか(笑)、なんとか危機を切り抜けていく過程が面白いし、他の2匹、アオカケスのスカイラー、そしてアマガエルのギルバートの個性的なキャラとの掛け合いしながらの旅もいい。
とはいっても、まだ3部作の第1巻目なので、オルドウィンの出生の秘密や、その他もろもろのなぞは、次の巻へと引き引きというところ。
でも、なんとなく3Dアニメで映画化は、いい出来になりそうな予感です。。。

早川書房 2009年11月発行 ★★★☆

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IZsCquFgL._SL75_.jpg黒猫オルドウィンの冒険─三びきの魔法使い、旅に出る
読了日:12月21日 著者:A・J・エプスタイン&A・ジェイコブスン



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Secre

No title

すぐ続きが読みたくなってしまう私には、ちょっとと思いましたが、映画かがハッキリすると人気が出るかもしれないので、借りることにしました。今、予約1です。来年の1冊目になりそうですね。

No title

ネコとかイヌとか、人間以外のものを主人公に据えた物語って、それだけでもかなり難しいものなんですよね。
結局は擬人化してしまって失敗するパターンが多い気がしてます。


ネコ視点と人間でない命ならではの独創的は発想を描ければ、素材としては面白そう。

No title

めにいさん。アニメ映画化されるだけあって、テーマがわかりやすいのがいいです。動物が主人公なのもいいし。。。これはアニメ映画化にうってつけの題材かもしれません。

No title

イカダさん。たしかに動物を主人公にすえたものって難しいかも。でも、この作品の場合の動物とのコミュニケーションは、魔法使いの相棒ということで、いろいろワザがあるんですが。。。なので、何の違和感もなく、ネコと人間の会話が楽しめたりします。

No title

黒猫ってだけでなんとなく魔力を持っているような気もしますが…
偶然って運の良さが魔力なのかもしれませんね~

この手のCGアニメって最近好調だから原作が良ければヒット間違いなしかも。

No title

たしかにアマガエルやアオカケスよりは黒猫の方が魔力を持っていそうかも。。。(笑) でも、やはり猫ってところがこの小説の落としどころなんですよね。
著者が映画の脚本家だから、映画のツボをおさえてあって、上手いのかもしれません。

No title

3Dアニメで映画化、これは読んで観なくちゃ^^図書館で予約します。メモメモ、ポチ★

No title

なかなか面白いので、軽く読むにはうってつけです。図書館予約してくださいね。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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