〈マリアビートル〉伊坂幸太郎

「グラスホッパー」の続篇ということですが、「グラスホッパー」があまり乗れなかったので、今回は乗れるかな?と思って、図書館予約をとってみました。

元殺し屋の「木村」は、幼い息子を重傷に負わせた狡猾な中学生「王子」に復讐するために、「王子」がのっているであろう東京発盛岡行の東北新幹線「はやて」に乗り込んだ。
だがそこには監禁されていた峰岸良夫の1人息子を助け出した腕利きの2人組「蜜柑」と「檸檬」、そして、ツキのない殺し屋「七尾」も乗り込んでいた。。。

東北新幹線内でのそれぞれの人間模様ということで、最初はちょっと面白いかなと思ったんですけれど、読み進めていくうちに、どうも面白くなくなって(笑)、読むのが苦痛になってきた。
機関車トーマス好きな「檸檬」や優等生の仮面をかぶった悪辣な中学生「王子」とか、普通でない個性豊かなキャラが出てくるのに、どうにも乗れない自分がいて。。。(笑)
今年の文春ミステリー10の国内部門3位に入っていたので、読む人によっては面白いんでしょうが。。。
この本が乗れないのは、好みの問題だからと、自分に言い聞かせて(笑)、自分を慰めるしかないか。。。(笑)
しかし今回、「このミス」「文春ベスト10」の、今年の国内部門の1位が貴志祐介の「悪の教典」なのも、私としては、う~ん?だったので、だんだん自分が本を読んでこれが面白い!という感性に自信がなくなりつつあるかも。。。
そんなこといわずに独自の読書道に邁進すればいいのだろうけれど。。。
一時期、流行っている本に背を向けて、ひたすらマイナーな本を読んでいた時代があったけれど、この本を読んでみて、これからはまたそういった時代が再来するかもしれないと思わずにいられなかった。

角川書店 2010年9月発行 ★★☆

http://ecx.images-amazon.com/images/I/41cljVfYDhL._SL75_.jpgマリアビートル
読了日:12月11日 著者:伊坂幸太郎




読書メーター
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Secre

No title

自分の好みがその時のおもしろいと言われる本と重なるのはなかなか難しいかもしれません
本当にみんなが面白いと思ってるかも疑わしいですしね
藤中さんもその時の自分が思う、面白い、おもしろくないを
素直に伝えたらいいと思います

No title

読者メーターでもそうですけれど、面白くないと思うのを面白いとコメントされると、私、どこか変なのではと不安になりますが、ま、何の小説でも好き嫌いはあるので、そういうことと自分で納得しています。私が面白いと思うものでも面白くないと思われるのもあるから、人それぞれの好みは難しいですね。

No title

ミーハーなベストセラーなど読むに値せず・・・・とか何とか超然として、ハイレベルな読者然としてればいいと思います。


個性的過ぎのキャラが多すぎたのかもしれませんね。

No title

いちばんの要因は東北新幹線内での物語に終始したので、広がりがなかったことかもしれません。会話だけでも物語は成り立つとは思いますが、ちょっと工夫がなかったかな、と。

No title

私も伊坂幸太郎さんの作品は結構折り合いが悪く、オーデュボンの祈りをのぞけば、あまりのれる作品がありません。(映画のゴールデンスランバーは面白かったので、多分、原作読んでも面白いと感じると思いますが) 世間の評判が高くとも、のれないということ、結構ありますよね。

No title

私は気にせずに独自の読書道をゆっくり歩いています。
読むのが苦痛になったらその場で放棄ですね~(笑)

No title

異邦の騎士さん。私はオーデュポンの祈りも微妙でした(笑) そのほかはそこそこ読めるし、重力ピエロはけっこう好きなんですが。。。ゴールデンスランバーの映画は評判が良いようですね。原作もかなり話題になったけれど、私はそここそ読める程度でした。

No title

びぎRさん。読むのが苦痛でも何かしらいいのかもしれないので、最後まで読むようにしています。でも、やっぱり面白いか面白くないかは最初で決まりますね。私も独自の読書道を歩むことにします。。。

No title

こんにちは♪
あんまり乗れなかったのですね、この本。。。
好みによるということは大いにありますよね。それは仕方がない。
藤中さんの「独自の読書道」に突っ走る!のが良いのでは、ポチ☆

No title

来年からは独自の読書道を突き進もうと、今日、決心しました(笑)
とにもかくにも、私をとんでもない極致へ押し上げてくれる(笑)、そんな面白本を探して三千里したいと思います(笑)

No title

書評を読んでいても独自性があったほうが面白いよね。
まぁ、藤中殿がみんなと同じ感性だとは、はなっから思ってないけど(笑)

No title

こんにちは。『グラスホッパー』の続編だったらあんまり食指が動かないですねぇ。しかもクローズドサークルで動きが少ないんだったら難しいし。それでも3位って事はネームバリューも貢献しているのかも知れませんね。東野だって、出せば売れる作家になってしまったし。いいんだか悪いんだかって感じですけど。

No title

はっどさん。この本に限っては、どうも書評や読書メーターのコメントに賛同できませんでした。とにかく面白くないのはダメということで、これから開き直って(笑)読んでいこうと思っています。

No title

さにーさん。私もグラスホッパーがダメだったから、続篇と聞いてどうもと思っていたんですが、書評が絶賛だったので、しかたなく(笑)読んでみたんですけれど、どうもいまいちでした。まだ8位だとかならわかるんですが、3位ということは、ネームバリュー以外のものもあるような気もします。どうやらダメなものはダメで開き直るしかないようですね。

No title

私も伊坂作品は苦手な方かも。2つぐらいしか読んでませんが、それ以上はもういいやって(笑)でも映画のゴールデンスランバーは面白かったです。

No title

最近の作品はとくに実験っぽいので、ことごとく、という感じです。ゴールデンスランバーの映画は他のブログでもいいので必見ですね。原作はちょっと、なんで追っかけられるの?というのが引っかかって、あまりのめり込めなかったけれど。。。
プロフィール

藤中

Author:藤中
好きな作家は、
F・ポール・ウィルスン。
他にスティーヴン・キング、ブレイク・クラウチ、ジョージ・R・R・マーティン、伊坂幸太郎、近藤史恵、島田荘司などをよく読んでいます。
たまに映画関連、海外ドラマ関連、KinKi Kids関連の投稿があるので、
気をつけてください。

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